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異世界系暗殺者
解決の時間(2016/03/31 一部修正)
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覚が完全には戻ってないみたいで立ち上がれそうにないです」
「顎の先端を思いっきり蹴られてまだ30分も経っていないからな。意識を取り戻し、上体を起こせるまでに回復しただけでも驚くべきか?何はともあれ、立てないのなら誰かが肩を貸すしか――――」


烏間先生がそこまで言うと同時に、俺は両サイドに現れた悠馬と龍之介によって立ち上がらされた。


「イッキが立てない原因は俺にあるからな」
「磯貝が肩を貸すなら身長的に考えて俺が手伝うべきだろ」
「・・・・・・悪ィ」


面倒を掛ける申し訳なさから呟く様に謝罪すると、俺の呟きは出撃組の全員に聞こえていたみたいで、ほぼ全員がニヤニヤと厭らしい笑みを浮かべていた。

ってか、お前ら全員無駄に耳が良くね!?ヘリのローター音も五月蠅いし、普通なら今の呟きとか聞こえないだろう!!

………何はともあれ、俺は悠馬と龍之介に運ばれる形で自衛隊の大型輸送ヘリCH‐47Jに乗せられ、病欠組と看病組が待つホテルへと戻った。



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