ドキドキ・リュウゼツランド 後編
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ぐらい俺の顔は赤くなっていると思う。
「「・・・/////」」
互いに視線を反らし、たまに相手がどんな表情しているのか見ようとすると目があってまた視線を外す。普段からイチャイチャしてるとこの程度なんでもないのだろうけど、たまにこうなるとお互いにどうすればいいのかわからなくなってしまう。もっと普段からイチャイチャしてればよかったぁ!!いや、それもそれで恥ずかし―――
「うっ!!」
1人で頭の中で色々考えていると、突然急激な吐き気が襲ってくる、まさかこれって・・・
「どうしたの?」
俺の異変に気づいてこちらを上目遣いで見つめるウェンディ。俺は片手はウェンディの腰を抱いたまま、別の手を口元に当てる。
「トロイア切れた・・・」
「えぇー!?」
バナナボートスライダーに乗った時にかけてもらったトロイアがたった今切れ、俺は赤みを帯びた顔から一転、真っ青になってしまう。
そんな俺を見てウェンディが慌てている。一度落ち着いてくれ。そして・・・トロイアかけてくれ・・・
レオンside
なんかシリルとウェンディが大騒ぎしてるけど、しばらくするとその声も聞こえなくなる。何かトラブルでもあったのかと思ったけど、大したことなかったか解決したみたいだな。
「それにしてもどうなってんだよこれ」
「さ・・・さぁ?/////」
俺は突然消えたソフィアとジュビア姉を探そうと思ってプールサイドに上がったのだが、後ろから来た何かにいきなり体を掬い上げられてしまい、異様に長いウォータースライダーを滑らされている。
「これってもしかして噂の『ラブラブスライダー』なんじゃ・・・/////」コソッ
俺と一緒に掬い上げられたシェリアは熱でもあるのか、顔を赤くしてうつ向いている。しかしその手は俺の背中にしっかりと巻き付けられ、かなり体が密着している状態である。
「きゃあああああ!!」
「うおおおおおお!!」
至るところから聞こえてくる悲鳴。俺の確認できる範囲ではあるが、リオンくんとグレイさんを先頭にリリーとセシリー、シャルルとラウル、ガジルさんとレビィさん、ジュビア姉とソフィア、エルフマンさんと茶髪の眼鏡をかけた女の人、ミストガンさんとエルザさんがそれぞれ俺とシェリアみたいに抱き合い、長い長いスライダーを滑り降りている。
んで、おそらくではあるが俺たちをこんな風に巻き込んでいるのは・・・
「やっぱり妖精の尻尾か・・・」
ソフィアとジュビア姉を連れ去ったピンクの謎の物体。それをここから推測する限りだとハート型をしたスライダーのスタート地点にあるはずのゲートだと考えられる。それに今
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