遺跡出現までの10日間【3日目】 その9
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れぐれも無茶をしないでくださいね、また明日様子を見ますからこの時間帯にここに来てください」
「わ、わかりました……」
治療が終わったらしく僕の右手から手を放したセリムさんが優しく微笑んむと厨房の方へと歩いて行った。
「いい人だなぁ……っていらいいひゃい!?」
思わずその姿に見とれているとナナがムスッとした表情をしながら僕の両頬を引っ張ってくる。
「ご主人様はそうやって女の人をニヤニヤと女性を見るアルカ!? とんだ変態アルネ!!」
「イダダダダダダダダダダ!? チョ、ヒギレルフゥゥ!!!」
とても10歳前後の女の子とは思えないほどの腕力に僕は頬の皮を引きちぎられそうになる。いや真面目にちぎれそうなんですけど。
「あ、お水をお持ちしまし――――――――キャッ!?」
「!?」
水が入ったコップ二つとお皿を一つ持ってきたアカリちゃんが何もないところでつまずいてこける。
「イタタ……」
「フォ!?」
服に水が降りかかりピッタリと体に張り付いて水着のようになってしまう。僕も男、つい凝視してしまった。
「またそうやってえぇぇぇぇええええ」
ナナが口から煙を吐く。
「い、いやちょっとまっ! 今のはふかこうりょ――――――――」
「問答無用アル!!!」
「ヒギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!?」
夕日に照らされたセリムの宿に10歳前後の少女に頬を引きちぎられそうな少年の悲痛な叫びが響き渡った。
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