『哀しみと悔しさ』
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雨だろうと夏だろうと殺意が湧くほど煩わしい。
けれど、星が降るようなこんな夜空は堪えきれないほど哀しい。
ただただ哀しみで圧し潰されそうになる。
でも、やっとここまできた。
哀しみより何より、憎しみや殺意が上回ってた頃より遥かに穏やかだろう。
少しも無いなんて言えない。
憎しみが消えたわけじゃない。
其れでも、そこに拘ってると、君達が天国で安心できないから。
今更だけど、やっとかよって呆れるだろうけど、ごめんね。
永い永い年月をかけてしまってごめんね。
あの時、守り抜けなくて...
ごめんね...
本当は、あの時、僕が逝きたかった...
君は、君達は、生きてて欲しかった...
ごめんね...
やっぱり悔しい...
僕は何が何でもトリガーを引くべきだった...
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