暁 〜小説投稿サイト〜
ウルトラマンゼロ 〜絆と零の使い魔〜
過去-パスト-part2/復讐の宇宙忍者
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れることは嬉しいから」
青年はにこやかに笑みを見せると、フェニックスネスト内にサイトを案内した。メビウスと共に戦ってきたGUYSクルーたちはほとんどがライセンスを持っているだけの新人だらけだった。この日、GUYSのメンバーは他の任務や、元の職場に久しぶりに顔を見せに基地を空けた者がいたため、この日結果としてミライがサイトの引率役を買うことになったのである。
GUYSの持つ代表的な戦闘兵器『ガンフェニックス』の格納庫の案内や体験整備、ブリーフィングルームへの案内と紹介、各隊員の役割などをそつなく教え、時間が過ぎて行った。
食堂前に着いたところで、ミライが立ち止まる。
「そろそろ昼食の時間だね」
一緒にご飯でも食べようか、とミライが誘おうとしたのだが、彼の隊員服の胸のポケットの通信端末『メモリーディスプレイ』から着信音が鳴り響いた。ごめん、と一言入れたミライが端末を起動させて、通信先の相手と話をする。それを終えると、サイトに両手を合わせて誤ってきた。
「ごめん、急用ができたみたい。すぐに終わる程度のものだけど…」
「あ、いえ…。構いません。食べ終わったらここで待ってますから」
GUYSは怪獣や星人への対策以外にも忙しいものだとはわかっていたので、サイトは気にしなかった。
「ごめんね。すぐ終わらせてくるからね」
ミライは最後まで申し訳なさそうにサイトに謝り続け、彼の元を後にした。彼が去りゆく姿を見送ると、入れ替わるようにサイトの背後から違う声が聞こえてきた。
「君、ちょっといいかな?」
「?」
誰かが自分に話しかけてきたようだ。サイトは振りかえってみるが、そこにいたのは見知らぬ男だった。サングラスに帽子を被っていて、その男の目はどうも胡散臭さばかりが漂っている。まるで、得物にありつくためならどんな手を使うこともいとわないハイエナのような…。
「俺はジャーナリストのヒルカワと言う者だけど」
「あの…俺に何か用ですか?」
あまり関わりたくない人種のようで、サイトはさっさとフェニックスネストに行きたかったのだが、ヒルカワは話を止めようとしなかった。
「いや、君がやたら、その青いウルトラマンの写真をくしゃくしゃにしてたのが、ちょっと気になってね」
ヒルカワは嫌らしい目でサイトの手によってくしゃくしゃになったパンフレットの写真のヒカリを指さして言った。
「せっかくだから、食堂で話さない?俺もGUYSには個人的に興味があってね」
ほぼ無理やりに近い形で、サイトは食堂に連れて行かれた。
食堂の空席に、互いに向き合う形で座ると、ヒルカワは早速メモ帳とシャープペンシルを出してサイトに尋ね始めた。
「さっきGUYSに興味があるっていってたよね?俺は、GUYSの職場体験に来た君と話をしたくて誘ったんだ」
机の上に鞄を置いて、何やら怪しげにそ
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