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ウルトラマンゼロ 〜絆と零の使い魔〜
喪失-ロスト-part2/ルイズの結婚
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て話だ」
その一言に、テファは少し顔をうつむかせ、表情を暗くする。
「せんそー?」
まだ幼い子供の一人、ジャックが首を傾げる。ここに預けられる孤児と言う身とはいえ、あまり戦争とかその類を理解しきれるほどの成長まではしていないようだ。
この時期、アルビオンの反王政と共和制を掲げるレコンキスタ、通称貴族派の軍がついに王党派軍の力を上回った時だった。
「しっかし、レコンキスタ共は共和制なんて聞こえのいい理想を掲げてる割にやり方が物騒極まりないよ。憎たらしいけど、王政の方がずっとマシさ。
なんたって…あんな化け物どもまで使ってくるなんてさ。ありゃ戦争なんて生易しいもんじゃないよ。ただの…虐殺だったね」
マチルダも、レコンキスタが怪獣を使ってアルビオンから勢力を拡大するべく動いていたことを知ったのだ。
「姉さん…」
テファがあまりに憂い顔の姉の姿を見て、不安げに尋ねる。
「ま、今更王家がどうなろうと、あたしは知ったことじゃないけどね…」
テファは心ここにあらずと言った感じで語る姉を見つめていた。



その頃、次の王軍はサウスゴータにて、炎の空賊たちの助力を活用しつつ、策を弄することで逆転を狙うつもりでいた。
だが、その進軍先である『サウスゴータの王軍』が壊滅した…と間違いなくマチルダは言っていた。
この時から、王党派の運命は悲劇的なものへと確定してしまっていた。
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