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ウルトラマンゼロ 〜絆と零の使い魔〜
召喚者-ティファニア-part3/銀色の巨人
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「知ったことかよ。この女…俺の長年の勘だがまともに戦ったこともねえ。つまりエルフだろうがなんだろうが、ビビるこったねえのさ。それにちょうどいいじゃねえか。エルフの女を捕まえたとなると、俺たちはエルフを捕まえた実力者にして功績者になって報酬も仕事もがっぽり入るだろうぜ。
ほれ、つべこべ言ってねえで捕まえんぞ」
 親玉に言われるまま、部下の盗賊たちはテファに近づいて行くが、ここでサムとジャックが盗賊たちに飛びかかってきた。
「ぐ…この糞餓鬼ども!!」
「姉ちゃん!今のうちに!!」
「だめよ!あなたたちこそ早く!」
 逃げるように言うが、子供たちはテファのためにと危険を顧みないまま、盗賊を取り押さえようとするが、体格からして段違い。すぐに殴り飛ばされてしまう。
「ガキがでしゃばんじゃねえ!」
「やめて!あなたたちの狙いは私のはずよ!」
 顔を殴られて青紫の痛々しい痣を刻み付けられたサムたちを見て、テファは悲痛に叫ぶ。
「商品が生意気な口聞くんじゃねえよ。ほら、このガキ共を殺されたくなかったら黙ってついて来い!」
 親玉からどなられ、盗賊たちから縄で縛りつけられたテファは、そのまま盗賊たちに引っ張られていってしまった。
「お姉ちゃんを連れて行かないで!」
 おそらくサムとジャックから隠れるように言われていたのだろう。ジムとサマンサがテファを連れて行く盗賊たちに向かって喚く。
「止めて!」
 テファが再び盗賊たちに向かって叫ぶ。自分のことは言い、だが子供たちに手を出すこいつらの蛮行を看過するわけにはいかない。
「うるせえ。黙ってねえとあの餓鬼どもをぶっ殺すぞ」
「だったら、私は舌を噛み切って死にます!!」
 そう言ってテファは自分の舌を軽く噛んで見せる。それを見た盗賊たちは、子供たちに向けた武器を一斉に下ろした。さすがに、貴重な商品としているテファが死体になってしまったら元も子もない。
「…ち、このエルフ女に感謝するんだな」
 盗賊の親玉は舌打ちしながらも、自らテファを引っ張って歩き出した。
「お姉ちゃん!!お姉ちゃん!!」
 サマンサがいかないでと泣き喚くが、結局それまででどうしようもない。盗賊たちは彼女の泣き声を非常に耳障りに思ったが、テファに舌を噛み切られてしまうわけにいかないので手を出さないまま村から立ち去っていく。絶望の歌がウエストウッド村に、ただ響き渡った。




「盗賊に襲われたのか!?」
 マチルダはテファから、自分がいない間にそんな大事があったことに目をくわっと開くほど驚いていた。
「う、うん…」
その迫力に押されながらもテファは頷いて見せた。
「くっそ…あたしがそこにいなかったばっかりに…!!」
 自分がそこにいればすぐにでも盗賊どもをゴーレムで踏み潰してやれたと言うのに、自分
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