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ウルトラマンゼロ 〜絆と零の使い魔〜
召喚者-ティファニア-part3/銀色の巨人
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せることができるかを考え込む。しかしどうすると考えようにも、もともと自分は同年代の男と話したこともない。どんな方法を使えばいいのかもわからない。
 いや、それ以前に彼は自分たちと馴染もうともしてないのに、こんなことを考えること自体おかしいのでは?実は内心で自分たちのことを許せないでいるのでは?そんな不安ばかりが募る。
 その時、たった今彼女が洗濯物を干した物干しに、どこからか飛んできた矢が突き刺さった。
「!?」
ハッと振り返ると、傭兵らしき格好の一団が姿を見せた。
「へえ、こんな辺鄙な森の中の村に、こんなかわいい別嬪さんがいるとはなぁ」
顔に傷痕が深々と刻み付けられた、一団の親玉らしき男が下種な笑みを浮かべながらテファを見ている。
「あなたたちは?」
 怯えながらテファはその男に尋ねる。
「なぁに、俺たちはどこにでもいる盗賊だよ。たまに傭兵として戦争に参加してはいるがね」
嫌らしい笑みを浮かべたまま、親玉は言った。
「出て行ってください。あなたたちに渡すものなんかありません」
「ないだって?あるじゃねえか」
「え?」
「俺だってこんなちっぽけな村に金なんかねえことは見るだけでわかるぜ。俺たちが扱ってるのはよ、人さ。それも特に、あんたのような別嬪さんは高く売れるだろうぜ」
 この盗賊たち、人さらいの目的でこの村に踏み込んできたようだ。すると、テファのピンチを見かけたのか、サムやジャックが盗賊たちの前に立ちふさがった。
「テファ姉ちゃんに触るな!悪者!」
「なんだガキ?てめえらみたいなのは趣味じゃねえ。命が惜しけりゃ引っ込んでろ」
 盗賊の一人が邪魔をするなと二人を睨み付けてくる。その視線に二人はビクッと身を震わせたが、テファのためにもここから引き下がるわけにはいかない。
「なんだこのガキども!カッコつけて出てきた割に、足が震えてるじゃねえか!」
 ぎゃはははは!!!盗賊たちはサムたちを見て馬鹿笑いし始める。
「何しているの二人とも!ここは私に任せて、下がって!」
 しかしテファとて、この子たちの保護者。危険な目に合わせるわけにはいかない。杖を出して、唯一自分が使うことのできる魔法を使おうとした。が、相手は戦い慣れた盗賊の集団。そんな隙を与えるはずもない。彼女たち三人の足元に弓兵の盗賊の放った矢が突き刺さる。
「アニキ…こいつ、エルフじゃねえか?」
「ああ?エルフ?」
 親玉の男が、部下にそう言われてテファの耳を見てみる。耳の先がとがっている。確かにエルフだ。テファはそう言われて耳に触れると、今日は村から遠く離れることがないだろうから帽子を被っていなかったことに気づく。
「やばいんじゃないですか?エルフってたった一人の奴を相手にするだけでも、俺たち人間じゃ1000の兵をそろえても勝ち目が薄いとか聞きますぜ?
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