巨人-ウルトラマン-
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分に手を伸ばしてきた光の巨人がいた。
(そうか、あの時俺は…)
「サイトーーーー!!」
向こうからルイズの声が聞こえてきた。顔を上げると、ルイズ・キュルケ・タバサ・ギーシュ・モンモランシーがまるでサイトを待っていたかのように、学院の崩れた外壁の傍らにいたのだ。
「おーーい!!」
サイトは自然と笑顔になって、彼らの元へと走って向かう。
指先で唇に触れながら熱っぽい視線でキュルケが視線を送っていたことに、彼は気づいてなかった。
(ふふ、最初は気づかなかったけど、なかなか素敵な男じゃない)
一方…。
辺り一面が大森林に覆われ、山に囲まれたその場所の夕日は、もうすぐ沈もうとしているように見えた。
ここは一体どこだろうか。一見普通の大自然溢れる場所のように見えるのだが、どうしてかこの場所が地球なのか、ハルケギニアなのか、そもそも現実の世界なのかさえ疑わせた。
山に囲まれた大森林の中央には山が一つ、そしてその頂上には不思議な形をした遺跡がたたずんでいた。ロケットのように先の尖っている変わった形状となっていて、周囲には怪物を象ったような奇妙な彫刻がいくつも彫られている。
その遺跡の建っている山のふもとから、その遺跡を見上げている一人の男がいた。
「目覚めの時は…近い」
意味深な言葉を呟いたその男は………。
謎の発光体に飲み込まれ、姿を消してしまっていたナイトレイダーの新人隊員、黒崎修その人だった。?
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