みんなの想い
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だ。
そのおかげで集中力が高まってきたせいか、回数を重ねるごとに棒をかわす動きもどんどんと良くなって来た。
「ふっ…ふっ…ふっ!」
「や、やったぁ!!」
そしてこの養成マシンを踏破した円堂。
世宇子との試合はもう明後日に迫っているが希望が見えてきた。
「よし、次のステップだ!いいか円堂、さっきの感じを忘れるな!」
「はい!」
養成マシンはあくまでヘソと尻の感じを掴むためのもの、それが終わったら今度は実践練習だ。
俺は豪炎寺と鬼道のもとへ寄ると、鬼道が俺に声を掛ける。
「大丈夫なのか雷藤?」
「問題ない!俺も協力したいんだ!」
「ふっ…、お前らしいな…!」
そう言うと鬼道は上に向かい、ボールを蹴り上げると、ボールが雷雲のようになり、雷が落ちてくる。そのボールを俺、豪炎寺、鬼道で蹴り込む。
「「「イナズマ!!ブレイクゥゥゥッ!!」」」
ズガァァァァァァンン!!
「マジン・ザ・ハンドォォォッ!!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴ!
(な、なんだこのパワーは…!?体が燃えるみたいだぜ!)
バシイイイイイッ!!
「やったか!?」
「ぐ…ぐああああっ!!」
明らかに今までと違う金色のオーラを発し始めた円堂。
しかし技として発動させるまでには至らず、惜しくも失敗してしまった。
「もう一度だ!」
「はい!」
「「イナズマ2号ぉぉ!!」」
「マジン・ザ・ハンド!」
バシイイイイイッ!!
「「ツインブーストォォ!!」」
「マジン・ザ・ハンドォ!」
バシイイイイイッ!!
「「ドラゴントルネードォォ!」」
「マジン・ザ・ハンドォォ!」
バシイイイイイッ!!
「ぐわぁぁぁ!!」
シュートを撃たれる度に円堂が吹き飛ばされる。
「く…くそっ…!なんで出来ないんだよ…!」
「…監督」
「ああ…何かが欠けている。何かは分からないが、根本的な何かが…」
ようやくあと一歩の所までこぎつけたというのに、その残りの一歩が遠い。
きっと40年前の監督自身も、この最後の一歩が乗り越えられずに習得できなかったんだろう。
「やはり…マジン・ザ・ハンドは大介さんにしか出来ない幻の技なのか…?」
「いくら特訓しても、マジン・ザ・ハンドは完成しない…?」
「「「……」」」
「ちょ、ちょっとみんなどうしたのよ!負けちゃったみたいな顔して!」
もはやこれまでか…と暗い顔で黙りこくってしまう一同。
しかし、そんな中で心美が諦めずに声を張り上げた。
「でも…相手のシュートが止められないんじゃ…」
「だったら点を取ればいいんでしょ!10点取られれば
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