みんなの想い
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合に出てみせる!絶対に…!!」
俺はそう呟くと、ズキンズキン痛む足を気にせず、円堂たちのもとへ戻った。
──────────
(胸がポイント…あとはヘソと尻…!あぁ…!もうどうすりゃ出来んだよ!!)
みんながリラックスしている中で、円堂だけは相変わらずマジン・ザ・ハンドのことでひたすら悩んでいた。
「あっ、備流田さん、髪村さん、それに会田さんまで!?」
「今日合宿をやると聞いてな〜!」
「だったらアレを持ってきて驚かせてやろうってね!」
「アレ…?」
「そう、アレじゃ!にっひっひ」
雷門イレブンお手製のカレーが完成したその時、なんと元イナズマイレブンの人達が次々に姿を現した。
何か特訓に役立つアイテムを持ってきてくれたようだ。
「な、なんですかこれは…!?」
「俺たちが40年前に作った、マジン・ザ・ハンド養成マシンさ!」
「養成マシン…!?」
「そんなもんがあったのか…!」
「マジン・ザ・ハンドで大切なのはヘソと尻の使い方、それをマスターするためにみんなで作ってみたんだ」
なんとイナズマイレブン達がわざわざ運んできたのは、40年前マジン・ザ・ハンドの特訓のために作り上げたマシン。
ぐおんぐおんと動くコンベアの上を、木の棒を避けながら丸い印を踏んで体重移動を鍛えるマシンのようだ。
「で、マジン・ザ・ハンドは完成したんですか…!?」
「いいや…ダメだった。惜しいところまでは行ったんだがな…」
「でも、このマシンを使えばもしかしたら…!」
「ああ!早速やってみようぜ!」
40年前の響木監督が、このマシンで特訓しても習得できなかったマジン・ザ・ハンド。
このマシンをクリアしても習得できるとは限らないが…それでもやらないよりは遥かにマシだ。
少し元気の出てきた円堂は早速このマシンに挑戦を始めるのだった。
ぐおんぐおん ぐおんぐおん
「もっと尻を下げてヘソに力を入れるんだ!」
「はい!」
しかしこのマシン、動力は人力なのでみんなでやたら重いハンドルを回さなければならない。
体力の消耗という点だけを見れば、コンベアを歩くだけの円堂より、力いっぱいハンドルを回す俺たちがきついかもしれない。
ヘトヘトになった仲間を次々に交代させていくうちに、とうとうマネージャー達の手まで借りることになった。
(みんな…!何やってんだ俺は、こんな仲間がいたのにマジン・ザ・ハンドが出来ないだなんて一人で焦って…俺は世界一の大バカ者だ!)
そんな必死にマジン・ザ・ハンドに協力してくれるみんなの姿に、強く胸を打たれる円堂。
今まで頭に血が昇っていたのが、ようやくいつもの調子を戻ってきたよう
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