第八章 反転
第6話 再び出会う敵同士
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シカ」
ジェシカ「あハァ」
真那「倒されたと聞いてましたが……」
ジェシカ「マナァ、マナ!こここ、今度は、負け、けけけ、けなィ!」
真那「異常なまでにクレイジーになって帰ってきましたね。当麻さん、すみませんが兄様のこと頼みます。こいつは私が相手しますので」
上条「分かった。無理すんなよ?」
真那「誰に向かって言ってやがるのですか?」
ニッと笑いあい、真那は厳しい表情に戻してジェシカの方を向いた。
だが、面倒なのはこれだけではなかった。
エレン「今日は客が多いですね」
エレン・メイザース。最強の魔術師が現れた。
狂三「これは厄介なことになりましたわねぇ」
エレン「面倒なのはこちらもですが……排除させてもらいます」
それに反応したのは意外にも一方通行だった。
一方「ハッ!舐めた口叩くじゃねェか。こいつの相手は俺がする。伊達に最強を名乗ってないことを証明させてやる」
エレン「あなたこそお忘れですか?私は最強の魔術師ですよ?」
一方「それがどォした?」
エレン「……いいでしょう。私は貴方がお相手します」
二人がにらめ合っている隙に士道、上条、狂三、美九はDEMインダストリー社へと向かう。
と、そこに。
折紙「私もやる」
鳶一折紙も乱入してきた。
真那「鳶一一曹!?どうしてここに……」
折紙「ジェシカがこちらに向かったと聞いて。倒し損ねたのは私″達″の責任」
真那は『私達』という言葉に引っかかったが、今は目の前の敵を倒すのが先決だ。
ジェシカ「マナァ、マナァ!!」
折紙「……狂ってる」
真那「……それは、同意見です」
復讐に燃えるジェシカと、意地でも負けられない真那と折紙が激突した。
そして。
エレン「遺言を残さなくてもいいのですか?」
一方「テメェこそ、後で泣いて媚びても知らねェぞ」
最強の魔術師と最強の超能力者が激突した。
ーーーー
ーーー
ーー
ー
狂三「では、私はこれにて」
士道「狂三?」
狂三「DEM社には別の用があって来ましたの。大丈夫ですわ。『わたくし』達がしっかりサポートしますのでご安心を」
と言って狂三は別の方角へ向かっていった。
裏口にでも回ったのだろうか。
いろいろなことがありすぎて、自分がまだインカムをしたままだということを完全に忘れていた。
琴里『やっと通じたわね』
士道「うわっ!?……って琴里!?お前無事なのか!?」
琴里『一応ね。でも〈フラクシナス〉の調子が悪くて、ここまで時間がかかったの』
士道「そうか……」
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