体育館裏のホーリー
体育祭の練習とディオドラ・アスタロト
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「若手同士の対決前にゲーム運営委員会が出したランキングでは、1位がバアル、2位がアガレス、3位がグレモリー、4位がアスタロト、5位がシトリー、6位がグラシャラボラスでしたわ。黒神眷属は圏外と言ってましたから1位のバアルより強いかと。一度対戦しましたが、結果は一部覆ました」
「俺達は圏外なのは納得しているし、サイラオーグもこの先伸びると思うが若手悪魔の中だと怪物だろうな。俺らは元々異種戦として参加する予定だったから、公式戦に出れば俺らの名は更に上がるだろう。ライザーと比べても若手悪魔の中なら間違いなくサイラオーグが勝つ」
するとアザゼルが何かグラフを展開させた、これは各勢力に配られた物だったな。六名の若手悪魔の顔が出現し、その下に各パラメータが上へ伸びている。ご丁寧に日本語で書かれていたがグラフは、パワー・テクニック・サポート・ウィザード。あと『王』と表示されているが『王』の資質かと思った。
リアス、ソーナ、シーグヴァイラがそこそこ高めだったが俺はもっと上だった。リアスのパラメータはウィザードが一番伸びて、パワーもそこそこ伸び、テクニックとサポートはそこそこだった。サイラオーグはサポートとウィザードは若手の中で低かったがパワーは異常だった、部室の天井まで達した。
ちなみにアザゼルに俺は?と聞いてみたらエラーらしい。まだまだ未知の力を持ってるし、若手じゃなくて年長者の中でも1番か2番だとな。
「ゼファードルとタイマンしたサイラオーグは、一見すると本気を出していないな。まあ俺も本気出したら建物崩壊するからな」
「それは勘弁だな。一ちゃんは才能とかではなく、全て経験した事で力へと変えている。サイラオーグはバアル家始まって以来の才能が無い純血悪魔で、バアル家に伝わる特色として滅びの魔力を得ていない。滅びの魔力を強く手に入れたのは、従兄弟のグレモリー兄妹と最初から持っていた一ちゃんだろうがこの前の修業で得たルフェイもだったか」
「ウチの魔法使いであるルフェイは優秀でな、俺がやってみせてから修業させたらすぐに覚えたぞ。ヴェネラナがバアル家の出身というのは知っているし、俺で言う滅はリアスとサーゼクスに受け継いだ。家の才能よりも自分自身の力で引き継いだ純血悪魔は、今までいなかったからな」
俺らぐらいの修業をサイラオーグはやっていたが、尋常じゃない修練の果てに力を得た希有な純血悪魔と言う。己の体しかなかったから、愚直なまでに鍛え上げた結果徒手空拳だけで相手を倒すというスタイルだ。普通の純血悪魔は才能が溢れているが、サイラオーグは才能に恵まれなかったので生まれてから何度も何度も打倒され、敗北し続けた。
「華やかな上級悪魔、純血種の中で泥臭いまでに血まみれの世界を歩んでいると聞いたがそれは本当か?アザゼル」
「相変わらず
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