体育館裏のホーリー
夏休み最後の一週間
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る。それと大きな物に関しては、俺の知り合いに買い取り専門がいるので急遽来てもらった。
「こんにちは。毎度どうもご利用ありがとうございます、兵藤様」
「急遽来てもらって申し訳ないが、困り事が発生したのでな。今回売って欲しいのはリビングに置いてあるからさ、頼むぞ」
玄関を開けた俺だったが、ここには悪魔であるリアス達や堕天使であるアザゼルもいるが俺は気にもしないで買い取り屋である知り合いと一緒に来た。まず商品券や映画のチケットに関しては、人間界で使える物と冥界で使える物だったが案外高く売れたのでアザゼルは不思議がっていた。
「失礼だがアンタは何者だ?」
「申し遅れました。私人間界に本店を置いていますが、冥界にも支店を置いております買い取り専門店の者です。勿論ここに悪魔の方や堕天使総督である貴方の事も知っておりますが、私は人間ですけど人間界や冥界に行く時もありますので」
「なるほど、人間界や冥界の事を知っている人間もいるという事か。だから一ちゃんの事を常連のように相手をしている訳か」
「コイツは売れる物がある時は、俺が呼んで出張費やらは事前に払っているんでな」
そしてチケット類は売れたとして、問題は大きな物だった。小さな物のほとんどが金やらバックだったので、大量売却をしたお陰で一時的にアーシアの困り事を解決してあげた。だがここで問題が発生したが、それは売れるか分からない商品だった。ダイヤモンドの原石なのか、加工する前のだったり高い石だったので流石のプロである鈴木にも困り事だった。
「これに関してはどうしようにもないかと思われますが、加工前なので加工業者に持っていくと売れるかと思われます」
「俺も思ったが、知り合いに加工業者がいるから今すぐ電話してみるわ」
そう言って知り合いの加工業者に電話して事情を話すと、すぐにここに来てくれるようだったのでトラックで来てもらう事となった。その間グレモリー眷属は、用件が解決した事で帰っていったがまだアザゼルだけが残っていたようだな。ヴァーリらはそのまま旅行準備をしておけと言っといた。そして買い取り業者が帰った後、加工業者が来たらとても大喜びだった。
「おおー!これはルビーやらサファイアにエメラルドの原石ではありませんか!」
「やっぱりか。流石のアイツでも売れないと言っていたが、これを売りたい」
「な、何と!これを売ってくれるとは流石ですな、普通ならそのまま加工して飾りたい者が多いのですが」
「俺らにとっては、とっととこの石ころを売って旅行に行きたいんだよ」
「なるほど、これ全部で買い取らせて頂きます。全部でこれになりますが、よろしいでしょうか?」
電卓を見せられた俺だったが、商談成立の代わりにトラックに大量に念力で運んだ事で出張費は
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