体育館裏のホーリー
夏休み最後の一週間
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レミーでしたっけ』
『おうそうだギャスパー。ヴァーリから聞いたんだが、冥界だろうが天界だろうが次元の狭間だろうが一瞬で到着してしまう技術は俺ら堕天使や悪魔でも持っていないのさ。ん?あの優男は誰だ』
ギャスパーは意外にも技術もんに興味を持っていて、一度でいいから乗ってみたが乗り心地はとても良いと聞いた。そんでアーシアの方へ向けると、謎の優男がアーシアに詰め寄った。
『アーシア・アルジェント・・・・。やっと会えた』
『あ、あの・・・・』
困惑していたし、ここには一ちゃんがいないからか。意外にも俺が、優男とアーシアとの間に入った事で優男の正体を知った。
『おい、グレモリー眷属のアーシアに一体何の用だ?』
『アザゼルがまともな会話をしている!』
何だよ、俺がまともな会話をしちゃいけねえのかよ。間に入る俺だったが、優男は真摯な表情でアーシアに訊いていた。
『・・・・僕を忘れてしまったのかな。僕達はあの時出会っているはずだよ』
優男はどこかで見覚えがあると思ったら、いきなり胸元を開き大きな傷痕を見せてきやがった。深い傷痕をアーシアに見せると目を見開いていた。
『・・・・っ。その傷は、もしかして・・・・』
『そう、あの時は顔を見せられなかったけれど、僕はあの時の悪魔だ』
その一言にアーシアは言葉を失ってやがったが、俺もやっと思い出したが先に自己紹介をしてきた。
『僕の名前はディオドラ・アスタロト。傷痕が残らない所まで治療をしてもらえる時間はあの時なかったけれど、僕は君の神器によって命を救われた』
アーシアの過去は聞いていたが、偶然一人の悪魔を助けた事で聖女から魔女の烙印を押されてしまい教会から追い出されるきっかけとなった悪魔であった。
『ディオドラだと?一ちゃんの報告にあった若手悪魔会合の時にいた奴か?』
俺は若手悪魔の会合時に、挨拶をしていた時に一人だけ違和感を持った優男がいたと言っていたがもしかしてコイツなのか?物腰が静かにしていた上級悪魔で、現ベルゼブブが出た御家だったはずだ。そいつが何故ここにいやがるんだ?ディオドラはアーシアの元に跪くと、その手にキスをしたのだった。
『お前は何をしにここに来たんだ?ディオドラ・アスタロト』
『僕はアーシアを迎えに来ただけですよ、堕天使総督のアザゼル様。会合の時は挨拶が出来なくてゴメンよ。でも、僕と君の出会いは運命だったんだと思う。・・・・僕の妻になって欲しい。僕は君を愛しているんだ』
そいつはリアスの目の前で、求婚をした事だった。再生が終えてから、リアス達で持ってきた大量の手紙と大量の物に埋もれたリビングだった。なので捨てられないアーシアだったので、手紙は炎術で灰にしてやったり商品券や映画チケットについては売れ
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