使えるものは使おうかな
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物を、魔力で物質化させる魔術さ。前に俺が織斑先生が使ってた初代雪片を使ったろ?」
「あ、ああ私とお兄様が戦った………もしかしてあれも!?」
「そっ。俺が作り出した贋作だったってわけ」
そりゃ驚きますよね、雪片かと思ったら結局贋作だったんだから。
「じゃ、じゃあ心の投影は本物は作れないって事なのか………?」
「そういうこった、だが確かに俺が作り出せる剣は偽者だ。だけど偽物が本物に勝てねぇって通りねぇんだぜ?」
「な、成程………」
「衛宮、お前の力の正体は理解出来た。福音に起きた原因は解っているのだろう?」
「ええ、まあ憶測なので確実とはいえませんが間違いは無いと思います。束さん、俺カードみたいな奴持ってませんでした?」
「あっうん持ってた持ってた!これでしょ?」
そうそうこれこれ、やっぱり騎乗兵のクラスカードだ。にしてもこれってプラズマイリヤの奴だよな?これがメデューサだから他の英霊も面倒くさい事極まりねぇな。第五次の英霊ってとんでもない奴らばっかりだからなぁ。
「こいつが福音を狂わせた原因です」
「カード……?何か描かれてるけど」
「Riedr、騎乗兵と書かれていますわね」
「こいつはクラスカード、英霊と呼ばれる者の力が宿った危険なカードだ」
「英霊………確か、心の宝具って奴の話に出てきた英雄の死後の魂の行き着く場所の一つだっけ?」
「そうだ、このカードには特定の英霊の力が宿ってる。こいつ、ライダーのクラスカードに宿っているのはギリシャ神話に名高いゴルゴン三姉妹の末妹、メデューサだ」
「『『『『メ、メデューサ!!?』』』』』
良い反応だねぇ。
「ちょ、ちょっと待って心!」
「ん、どったのリーリー?」
「英霊って英雄の死後の姿みたいなものなんでしょ!?なんで怪物が英霊になってるの!?」
「英霊っていうのも人括りに出来ねぇものもあるのさ。忌み嫌われ、恐れられるあまり崇拝の対象となったもの。自らの悪行によって、結果的に世に善をなした者がなるのが反英雄と呼ばれる存在だ。面倒くさいがな」
英雄と反英雄。俺が敬愛するランサー兄貴ことクー・フーリンが英雄であるように、そんな英雄によって倒れた事で結果的に善をなしたのが反英雄。魔王みたいな奴らが反英雄って事になるな。
「何か質問は?」
「え、えっとじゃあ」
「簪嬢」
「今のカードにはライダーって書かれたけど、他にも種類があるの?それと何でISに融合してたの?」
「まずは最初の質問だな、カードは恐らく7種類。残っているのは剣士、弓兵、槍兵、魔術師、暗殺者、狂戦士だ」
「ま、まだそんなに………」
「特にセイバーとバーサーカーが鬼門だな
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