暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは〜無限の可能性〜
第1章:平穏にさよなら
第10話「学校にて」
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雪ちゃんは羽を仕舞えないの?」

「いえ、シャルが言うには、頑張れば今日中に羽と目の色は何とかできるらしいです。...力加減はもっと頑張って行かないとダメですけど....。」

  昨日も、リミッターなしだった時はいくつか食器を壊してしまったからな...。

     キーンコーンカーンコーン

「あ、予鈴...。」

「ちょうど食べ終わるタイミングだったね。」

  見れば、全員食べ終わっていた。

「今日はありがとうございました。」

「いいよいいよ。僕らとしてもバニングスさんと月村さんに親しくなれたからさ。」

  月村さんのお礼の言葉に僕はそう返す。

「...あの、よければ名前で呼んでもいいですよ?名字だと呼びづらそうですし...。」

「うーん...二人がいいのなら...。」

「あたしもいいですよ?」

  いつの間にか復活していたバニングスさんもそう言う。

「...じゃあ、お言葉に甘えさせてもらおうかな?アリサちゃん、すずかちゃん。」

「私も呼んでいい?二人も私の事を名前で呼んでいいからさ。」

「うん。いいよ。」

  緋雪も名前で呼び合うようにするようだ。

「あ、なら僕の事も名前で呼んでいいよ。司さんの事も名前で呼んでるみたいだし。」

「あ、はい。えっと...優輝さん。」

  ちょっと馴れ馴れしい感じで名前を呼んでいいって言ってしまったけど...まぁ、いっか。

「じゃあ、そろそろそれぞれの教室に戻ろうか?」

「はーい。」

  皆で屋上を後にして、それぞれの教室へと戻る。

「優輝君、傍から見ればモテモテみたいな構図だったね。」

「...そう言われると...って、あ...。」

  司さんにそう言われて、とある事を思いだす。

「どうしたの?」

「いや、ちょっと...。」

  嫌な予感が途轍もなくしながらも、教室のドアを開ける。...すると。

「「「優輝〜!!!」」」」

「(...やっぱりか...。)」

  男子達が僕を羨むように睨んできた。

「聖奈さんと一緒に教室に帰ってくるだけじゃ飽き足らず、九大美少女の内さらに二人と仲良くなりやがってぇぇ...!!」

「...随分情報が早いな...。」

  屋上にいた誰かが伝えたのか?

「なんでお前だけそんな得するんだよ!!」

「知らんがな。」

「く〜っ!冷静なその態度が妬ましい!!」

  はぁ...。やっぱり絡まれた。...なんでこうなる事を簡単に予想できたのに忘れてたんだ?

「...だって、皆私を祀り上げてるみたいなだけで、親しくなろうとはしてないもん...。」

「「「「....へっ?」」」
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