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遊戯王ARCーX 〜波瀾万丈、HERO使い少女の転生記〜
十八話 ー想うは貴方一人、ですよ。ー
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ルペロス』の効果発動!このカードを除外し、フィールドのカード一枚を破壊します。
さらに、破壊された巡礼者ダンテの効果発動!相手の手札をランダムで一枚捨てさせます!」
「くっ……」
表情を歪めつつ、ランダムで選ばれた手札、『DD ケルベロス』を墓地に送る。
カエサル・ラグナロクが破壊された事で零児のフィールドには、攻撃2800を越えれるモンスターが居らず、ヘル・アーマゲドンの効果もカリ・ユガによって発動する事が出来ない。
「反骨王レオニダスで旅人ダンテを攻撃!」
「ダンテが墓地に送られた事で、墓地の『彼岸の悪鬼 ガトルホッグ』を手札に加えます」
「神託王 ダルクでベアトリーチェを攻撃!オラクル・チャージ!」
「ぐぬっ……!」
ダルクの高速接近から一閃はベアトリーチェに防ぐ術はなく破壊されてしまう。そして、デスガイドへと僅かながらダメージを与える。
これで、デスガイドのフィールドのモンスターは全滅と思いきや、光輝く魔法陣が形成され、法衣姿の『彼岸の巡礼者 ダンテ』が姿を現わす。
「ベアトリーチェの効果により、エクストラデッキから『彼岸の巡礼者 ダンテ』を召喚条件を無視して、特殊召喚!」
「なにっ??」
新たなモンスターの登場に流石の零児の表情に難色が見られる。そして、デスガイドはそれを嘲笑うかのように効果を発動させていく。
「さらにベアトリーチェのエクシーズ素材となっていた旅人ダンテが墓地に送られた事で効果発動!『彼岸の悪鬼 グラバースニッチ』を手札へと加えます」
本来なら絶大な効力を発揮するカリ・ユガのロック効果もデスガイド相手には、分が悪かった。
「カリ・ユガの効果発動。オーバーレイ・ユニットを一つ使用しフィールド上の魔法・罠カード全て破壊する」
「ちっ……」
カリ・ユガによって起こされた竜巻はデスガイドの伏せカードと共に零児のペンデュラムカードを破壊していく。
「カードを一枚伏せ、ターンエンドだ」
これだけ展開しても尚、デスガイドのライフを0にするには到底届かず、そのレベルの高さに零児は冷や汗が滲ませる。対する、デスガイドは絶滅させても歯向かってくる強敵に、心を躍らせていた。
そして、デッキトップへと指をかけ、ドローをしようとするが不意に動きが停止する。
デスガイドの異変とほぼ同時に管制室とコンタクトをとっていた人員が零児に声高に伝える。
「社長ッ!この奥で、今まで類をみない高次元の召喚反応がっ??」
「っ??なに!」
この奥、つまり優希と件の襲撃犯がデュエルしている場所であるとデスガイドは判断すると、苦虫を噛み潰したような表情を浮かべる。
「っ!優希さん!」
何か彼女にあったのではと逡巡し、
「……このデュ
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