冥界合宿のヘルキャット
修業前の温泉と鍛錬メニュー×依頼者フェニックス家
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『そうだな。じゃあ行ってくるよ』
タンニーンに続いてティアも飛んで行った。俺はフェニックス家に行こうかな、ちょうど招待状をもらってるからそろそろ迎えの者が来るはずだ。玄関に行ったら、ちょうどケルディムがいた。その中に見覚えの奴がいた。
「ようケルディム。フェニックス家の出迎えは来たか?」
「ああ、この娘がそうらしい。レイヴェル・フェニックスだ。確か非公式だけどレーティングゲームで会ってるよね?」
「お久しぶりです兵藤様。それでは行きましょうか、グレモリーの小父様、また今度という事で失礼します」
「ああ。ウェザードによろしくと言っておいてくれ」
レイヴェルと一緒に魔法陣で飛び、フェニックス家の玄関へ到着した。中に入るとグレモリー家と同じくらい広かったし、リビングに行くとウェザードとウェンディーがいた。
「久しぶりだな、ウェザードにウェンディ―」
「おおー、一誠君。久しぶりだね、婚約パーティー以来か」
「一誠さんお久しぶりです。聞きましたよ、上層部若手悪魔の5人を斬首したとか」
「もうそこまで広まってるのか、ところでライザーは元気か?」
「その事ならレイヴェルに聞きたまえ、君が泊まる事を聞いて部屋を用意したからそこに行きなさい」
使用人に部屋の案内をしてもらって部屋に着いた。見た感じ、グレモリー家と余り変わらないと思った。ノック音が聞こえたので、開けたらレイヴェルだった。それと見た事あるなと思ったら、カーラマインとユーベルーナとイザベラがいたので通した。中々口を開かなかったが、ユーベルーナが答えた。
「我が主は、部屋で引き籠っております。恥ずかしながら、たった1回で負けてから塞ぎ込んでしまった様子でドラゴンが怖いようなのです」
「おいおい。1回負けたくらいで塞ぎ込むようじゃ『王』失格だな。どうせ能力に溺れていたのであろう?」
全員頷いたから正解のようだ、しかしどうした事か。元気してるかと思って、行ってみたらヒッキーになってるとはあの時のライザーより弱くなってるって事か。ドラゴン恐怖症ねー、まあ確かに禁手化して殴った記憶はあるけど、あれだけで恐怖したとは思えないな。
「我が主であるライザー様を救っては下さらないであろうか?このままでは、私達はいる場所が無くなってしまう」
「実際会って見るとしようか、アイツの好物はあるのか?」
「はい。確か肉料理全般だった気がします」
「ふむ、とりあえずステーキで誘き出した所を捕獲するか。キッチン借りていい?」
レイヴェルに付いて行ってキッチンに到着してから、トレミーにある肉の塊を空間から出した。他にもライザー好みの肉があったが、理由はウェザードが用意したとかで。アイツめ、俺の考えを予想してたようだな。
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