冥界合宿のヘルキャット
若手悪魔同士での挨拶+年長者×上層部・現四大魔王との会合
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々からご厚意を受け、なお何も出来ないとなれば・・・・」
「サイラオーグ、その勇気は認めよう。しかしそれは無謀な事でもあるし、何よりも成長途中の君達を戦場に送るのは避けたい。出来れば一誠君達黒神眷属のような戦闘に長けているからね。冷静に対処が出来る者は、この中だと一誠君に頼むさ。それに次世代の悪魔を失うのは余りに大きい事なのだよ。理解して欲しいが、君達は君達が思う以上に我々にとっては宝なのだよ。だからこそ、大事に、段階を踏んで成長して欲しいと思っている」
サーゼクスの言葉にサイラオーグも・・・・。
『分かりました』
と一応納得したみたいだが、不満もありそうだ。その後お偉い悪魔で、俺を知らん野郎が今後のゲームについてを語り出した。俺は目を瞑ってその時を待った、サーゼクスが最後に言ったのだった。
「さて、長い話に付き合わせてしまって申し訳なかった。何、私達は若い君達に私達なりの夢や希望を見ているのだよ。それだけは理解してほしい、君達は冥界の宝なのだから」
サーゼクスの言葉に皆聞き入っていた。魔王の言葉だから嘘偽りはないと感じる、まあ基本魔王達は面白い奴らだからな。
「最後にそれぞれの今後の目標を聞かせてもらえないだろうか?」
サーゼクスの問いかけに、最初に答えたのはサイラオーグだった。
「俺は魔王になるのが夢です」
へえ〜、サイラオーグは魔王になる夢があるのか。大王なのにその上をいくとでも言うのか、お偉い悪魔も感嘆の息を漏らした。
「大王家から魔王が出るのは、前代未聞だがそれはそれでいい夢ではないか」
「俺が魔王になるしかないと冥界の民が感じれば、そうなるでしょう」
また言い切りやがったな、こいつは。まあいい夢なんじゃないかと俺は思った。
「私はグレモリーの次期当主として生き、そしてレーティングゲームの各大会で優勝する事が近い将来の目標ですわ」
レーティングゲームねえ、正直そんなゲームより実戦経験積んだ方がいいんじゃね?と思った俺であった。その後も若手悪魔達がそれぞれの夢や目標を語ったが、若手悪魔では最後であるソーナが言った。
「冥界にレーティングゲームの学校を建てる事です」
学校ね、確かにそれはいい考えだ。現在冥界にある学校は上級悪魔だけだからな。すると俺の知らないお偉い悪魔は眉根を寄せていた。
「レーティングゲームを学ぶ所ならば、既にあるが」
「それは上級悪魔と、一部の特権階級の悪魔のみしか行く事が許されない学校の事です。私が建てたいのは、下級悪魔・転生悪魔も通える分け隔てのない学舎です」
差別のない学校かー、それはいいなと思いながら他のお偉い悪魔は頷く。俺の知っている悪魔な、しかしその内の5名は高々敷く笑う。
「それは無理な話だ、話に
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