冥界合宿のヘルキャット
夏休みの宿題
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も恐らく普通に入ってアザゼルのようにしていただろうな。長風呂は悪いから、風呂から出た俺らは頭と体を洗っていた。体を洗ってる時、アザゼルが俺の背中を洗ってくれた。今度は俺がアザゼルの背中を洗おうとしたが、翼が邪魔で洗えなかった。
「おいアザゼル。翼をしまえ!これでは洗えないぞ!」
「いけね。悪いな一ちゃん。翼しまうからさ、そのハリセンしまってくれないか」
翼をしまったアザゼルだったが、渋々背中を洗ってあげた。さっき持ってたハリセンは、防水加工してるハリセンだから。アザゼルは豊富な神器知識から、今後の戦闘スタイルまで教えるんだとよ。今は少しだけだが、眷属内の神器所有者は何かを掴んでいる様子だ。
「そういえばそちらのスケジュールは面倒だと聞いたが、アザゼルの部下はとても支持率が凄いと聞いているぞ」
「まあな。頭をやっていると自然にそうなるものさ、時々名も知らない堕天使が俺に会いに来る事がよくあったな」
『秘書にして下さい!』
『人間界にいる間、身の回りの世話を!』
『身辺警護は絶対に必要です!』
と訪問して来る訳らしいが、アザゼルが駒王町にいる事が心配で訪問してきた堕天使の中には、上位の者までいたらしい。だが本来なら総督であるアザゼルが言うはずだったが、その時来ていた俺の一言により送り返した。
『とっとと帰れ、俺が一緒にいるからお前らだとアザゼルの邪魔になる。それとも何か?俺とアザゼルの楽しみを奪うと言うのであれば、これで追い払うが?』
『一ちゃんのハリセンは、最早畏怖だ。いいか堕天使共、俺が人間界にいても同じ事を言うから帰れ。これは命令だ』
俺とアザゼルの一言で、送り返しているが、元々俺とアザゼルの関係については熟知している堕天使共である。
「で、出発はいつなんだ?」
「ヴァーリ、聞いてどうするんだ?」
「俺達も行くからな、あいつらと合せて行きたいと思ってね」
「そういえばそうだな。出発は明日だ。明日の昼頃に、冥界行きの列車に乗って行くそうだ。俺はいつも堕天使側ルートで冥界へ行くが、今回は悪魔側ルートで行くつもりだ。一ちゃんは何で行くんだ?」
「もちろんトレミー3番艦で行くつもりだ」
頭を洗って洗い流した所で言ったが、俺達はゆっくり半身浴で浸かっていた。冥界に行くのは魔法陣で行くとされているが、初めて行く奴やアザゼルも行くからな。冥界悪魔領と堕天使領で両断されていたが、今は和平により交流を始めたらしいな。
「トレミー3番艦という事は、戦艦で来る事なのか?」
「勿論ここにあるからな。冥界に到着した時は教えてくれ、こっちはいつでも準備完了だからな」
分かったと言って、しばらく浸かっている。風呂は気持ちいいぜ。出た後アザゼルは、夕食も食べてから
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