寝覚め
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おはようございます。
俺は俺しかいない自分の部屋で朝の挨拶という独り言を言う。
顔を洗い、寝癖を整え、歯を磨き、
研ぎたてのバタフライナイフを手に忍ばせ、ポケットに箱を入れる。
「こいつさえあれば飯いらねーんだよなぁ実際」
はやく煙吸いてぇなあ……。
欲望に苛まれながら眠気覚ましにコーヒーを啜る。
まあ、ともあれ学校に行かなければ。
そう、俺は学生だ。
通っているのは、武偵高。
《武偵》。つまりは武偵探偵の育成のために造られた学校だ。
俺はそこの、喫煙常習犯の最低ランク――《Fランク》なのだ。
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