停止教室のヴァンパイア
新たな仲間と転入生
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和平協定後、次の日になってから学校での授業が終わり放課後になっていた。俺は部室に行こうとしていたら、持っていたケータイがバイブ鳴ったので出てみると昨日瞬殺されたヴァーリからだった。用件は俺と話があるとかで、駒王学園近くにある公園で待つと言われた。送迎車と部室にいるリアスに、今日は行けない事を話してから徒歩で向かうとした。
『ドライグ、白龍皇ヴァーリは何の用だと思う?』
『アルビオンからお呼ばれされたのか?だったら話は早いが、俺としては赤白の決着というより何か企みがありそうだな』
『俺一人でも大丈夫だが、一応アザゼルにも言っとくか』
『そうだな。それにもしかしたら、相棒の未来予知が当たったのかもしれんな』
俺と相棒との念話で、駒王学園付近にある公園に辿り着いた。公園内には、既にベンチにて座っていたヴァーリがいた。
「ようヴァーリ、来てやったぞ。何の用だ?」
「用は一つさ。兵藤一誠、君を勧誘しに来た。『禍の団』にね」
「理由は何だ。俺の強さか?」
「そうさ。俺を一撃で、倒してしまう程の実力を持つ者を誘わない訳がないと思ってね。ちなみにこれは俺の独断だ、他の奴らも狙ってるからな」
「嫌だと言ったら?」
「強制的に連れて行くのみだ」
俺とヴァーリは共に禁手化してから、赤と白のオーラが高ぶるが俺の場合は力を使わずとも勝てるが俺はあえて力を使った。
『Boost』
『Divide』
「いくら力を倍加させようとも、俺の半減では力を倍加する所か逆にマイナスになるぞ」
「分かってねえなヴァーリ。俺が力を使う事の意味を、赤龍帝の力を使うとどうなるか試してみるか」
上空で拳と拳との徒手空拳で戦っていたが、半減を使ったはずなのに俺の方が有利となっていた。倍加をすると自身の能力が二倍になる事が普通ではあるが、俺の場合は一回だけで百倍から千倍となってしまうからだ。
「な、何故だ!一回の倍加だけでは、二倍上がるだけなのに奴の方が有利になっているだと?」
『それは私も驚いているぞ。何故だ、かつて歴代赤龍帝は全て倍加時の力は一回で二倍となる。だが現赤龍帝は、一回だけで最上級悪魔に匹敵する程の倍加だ。どういう事だ!ドライグ!?』
『アルビオンよ、俺の相棒の事を忘れているみたいだな。宿主のスペックによって、神器は禁手の力をとんでもなく跳ね上がる事だ。相棒は創造神黒鐵である事や、俺ら二天龍やまだ六大龍王の時に畏怖させた存在。そして神である相棒は、倍加しなくとも充分お前を倒せるぐらいの力を持っているからな!』
「その通りだ。俺は人間でありながら、その正体は全ての神を頂点とした存在。それを忘れたアルビオンなど、俺は全然怖くもないし負ける気もしない!」
言葉のぶつかり合いで
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