停止教室のヴァンパイア
三大勢力会談(3)
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もあって和平協定完了となった。堕天使は今後一切天使と悪魔との争いをご法度とする、不服な奴は去ってもいいが次会ったら遠慮なく殺す。付いて来たいだけ俺に付いて来い!」
『我らが命、滅びのその時までアザゼル総督の為にッッ!』
怒号とも言える事だったが、流石は堕天使頭をしているだけはある。部下達の忠誠を改めて聞いたアザゼルに、肩をポンと置く俺は『良かったな』と告げると『ありがとよ一ちゃん』と礼を言ってきた。カリスマがあるからなのか、すぐに纏めていたが俺にも忠誠を誓ってくれた堕天使達だった。
堕天使共は、魔法陣を展開させてとっとと冥界堕天使領に帰って行く。ついでに冥界悪魔領に帰る悪魔の軍勢だったからか同様に転送されて行く。ここにいるのは、アザゼルとサーゼクスにグレモリー眷属だけとなった。
「後始末は、サーゼクスに任せる。俺も疲れたし、一ちゃんも疲れただろうしな。それと俺は当分ここに滞在する予定だからさ、グレモリー眷属やシトリー眷属共々世話してやる。力の使い方を碌に分かってない奴を見るとムカつくからな」
そういう事で、俺も疲れたし和平協定もしたから俺らも帰らせてもらう事にした。既に俺らの部隊も帰還させたし、一番の功労賞は俺らだと思っているからだ。愛紗達も今回対魔法使い戦で得た戦い方を学ばせてもらった事が得した。人間界本家に戻った後、疲れたからとっとと寝たが今回は愛紗達と一緒に寝た事となった。
西暦二○××年七月
天界代表天使長ミカエル、堕天使中枢組織『神の子を見張る者』グリゴリ総督アザゼル、冥界代表魔王サーゼクス・ルシファーの三大勢力各代表と仲介役である創造神黒鐵である兵藤一誠の元、和平調停が調印された。
以降、三大勢力の争いは禁止事項とされ、協調体制へ。この和平協定は舞台になった俺達の学園から名を取って『駒王協定』と称される事になった。
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