停止教室のヴァンパイア
三大勢力会談(2)
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縛魔法が解除していたようで、アザゼルは人工神器で禁手化したらしい。『墮天龍の閃光槍(ダウン・フォール・ドラゴン・スピア)』からの禁手化によって『堕天龍の鎧(ダウン・フォール・ドラゴン・アナザー・アーマー)』とでも言っておこうか。
あの波動はファーブニルか、いつの間にか封印されてたようだな。カテレアの腕が、触手になってアザゼルの腕に巻きついた。あれはヤバイ!自爆用術式じゃねえか。アザゼルは、触手を引き剥がそうとするが一向に剥がれる様子はない。ヴァーリの方を見たら、まだ倒れていたので俺はカテレアの所に行き触手を斬って術式を無効化。アザゼルは、腕を斬り落としたようだ。
「兵藤様、なぜ邪魔をするのです」
「言っただろ?お前を本家に連れて行くと。それと勝手に戦闘を始めるとはアザゼルらしくないぞ」
「悪いな一ちゃん。こいつの捕縛が解除されて、戦闘態勢に入ったからな。それに人工神器の改良はまだ有りそうだが、ところでヴァーリはどうした?」
「あそこでお寝んね中だ」
アザゼルが窓の外を見ると大笑いしていた。
「あのヴァーリが、一瞬でやられれているとはな。流石一ちゃんだぜ」
「片腕大丈夫か?何なら治すか」
俺は大天使化になって、アザゼルに回復魔法を浴びせた。無くなったはずの片腕が生えて、元に戻ったからだ。俺の状態は、金髪になって目は青色で翼は6対12枚になっていて、格好は金色ローブを着たまさに天使と言う容姿だった。
大天使化を解除したら、口から血を出しながらボロボロのヴァーリを念力でこちらまで運ばせて回復魔法を浴びせた。その時猿の妖怪らしき者が来たので誰だ?と思いきやちょいとだけ知り合いが来たようだった。三国志の武将が着ているような鎧を身に纏った男だが、俺が知っている三国志の武将は目の前の男のような服装ではない事ぐらい知っている。全員は戦闘態勢に入ったが俺が止めた。
「よう美猴。ヴァーリに用か?」
「久しぶりだな兵藤一誠、ヴァーリはそこか。迎えに来てやったのに、無傷とは何をしたのやら」
「何、俺が瞬殺したのでな。傷だらけで再起不能になりそうだったので、変わりに回復してやっただけの事だ。有り難く思え」
「なーる。相方がピンチだっつーから遠路遥々この島国まで来たってのに、回復魔法で無傷状態なら来ない方がよかったかな?」
「いや丁度良かった、美猴。それで?他の奴らはどうした?」
「本部がとても騒いでいるぜ?北の田舎神族と一戦交えるから任務に失敗したのなら、とっとと逃げ帰って来いだとよ。それにカテレアは、三大勢力の暗殺所か逆に兵藤一誠に捕虜になったらしいな。監察役のお前さんの役目も終わりだそうだから、俺っちと一緒に帰ろうや」
俺とヴァーリと美猴で、ちょっとした会話となっていた
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