停止教室のヴァンパイア
三大勢力会談(2)
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は仲間だったんだから尋問はするさ。一緒に来てもらうぞヴァーリ」
俺とアザゼルとヴァーリは一旦会談室に戻った。ミカエル達はいたし、グレモリー眷属も帰還してた。ギャスパーも無事のようだし、サーゼクスもいたので守護結界の強固が完了らしいのか、魔王とシトリー眷属もいた。
「サーゼクスご苦労。早速だが、ヴァーリがテロリストになった。名は禍の団(カオス・ブリケード)と言う。報告はアザゼルがしてくれ、俺も最近知ったばかりだからな」
「何故神器を集めて何をしようとしてたかは不明だったがそうか、この事だったのかアザゼル」
「ああそうだ。備えていたのさ、『禍の団』についてな」
「一誠君も言っていたが、カオス・ブリケードとはいったい」
サーゼクスも知らなかったのか眉根を寄せていた。そりゃそうだろう、俺も最近になって知った。
「組織名と背景が判明したのは、つい最近だがそれ以前からも副総督シェムハザが不審な行為をする集団に目をつけたのさ。そいつらは、三大勢力の危険分子を集めているそうだ。中には禁手に至った神器持ちの人間も含まれている『神滅具』持ちも数人確認しているぜ一ちゃん」
「その者達の目的は?」
ミカエルが聞いてきたからアザゼルが答える。
「破壊と混乱。単純だろう?この世界の平和が気に入らないテロリストだ。最大級に性質が悪い、組織の頭は『赤い龍』と『白い龍』の他に強大で凶悪なドラゴンさ」
アザゼルの告白に全員が驚愕した、もしかしてあいつか。
「そうか、彼が動いたのか『無限の龍神』オーフィス。神が恐れたドラゴン。この世界が出来上がった時から最強の座に君臨し続けている者」
「一つ訂正しとくが、彼では彼女だ。オーフィスとは昔会った事があって戦った事がある。無論俺が勝ったから最強の座は俺だけどな」
全員が驚愕していたが、アザゼルだけは思考の海に潜って考えていた。そして俺に聞いた。
「もしかして江戸時代に会ったのか?」
「そうだが?その時は黒鐵の力を使ったからな」
皆の反応が困っていたが突然第三者の声が聞こえたので聞いた。
『そう、オーフィスが「禍の団」のトップです』
床に魔法陣が浮かんだ、これはレヴィアタンの魔法陣だな。もしかしてあいつかと思いながら考えているとサーゼクスは舌打ちをした。旧魔王派だからな。魔法陣から現れたのは、一人の女性。胸元が大きく開いていて、深いスリットも入ったドレスに身を包んでいた。
「ごきげんよう、現魔王のサーゼクス殿に兵藤様。お久しぶりでございます」
「ああ久しぶりだな、カテレア・レヴィアタン。だがこれはどんな冗談だ?お前ら旧魔王派が禍の団に協力したのか」
「その通りでございます。旧魔王派のほとんどが、禍の団に協力する事に決めました
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