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ホウエン地方LOVEな俺がゲームの中に吸い込まれちゃった
ミアレシティとジムバトル
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始めます。使用ポケモンは3体、ポケモンの交代は挑戦者のみとさせて頂きます」
「はいよー」
「ではユウキさん。よろしくお願いします」
「シトロンくんよろしく」
エレベーターを降りると待っていたのはユリーカちゃんの兄。ぐるぐるメガネくんもといシトロンくんだ。
今は流れで俺もやることになっているが、俺の前にはセレナとカルムが戦っていた。流石主人公な素晴らしい指示でジムリーダー相手に二人とも快勝してみせた。
で、俺もやることになった。
主にセレナの野郎が無理やり押し通したのだが……まだポケモンバトルのコツを完璧に掴めていない今、一日でジムリーダーと二人も戦えるのは良い経験だろう。
「あの……セレナさんとカルムさんと戦って、今僕の手持ちで一番強いポケモンしかいないのですが……ユウキさんバッジはいくつお持ちですか?」
「んー、9個かな?」
(((((ストレートにいった!?)))))
「え?……えーと冗談ですよね?」
「シトロンさん……この人本当に9個持ってます」
「僕たちより数十倍強いですよ……まあチャンp」
「カルムくぅぅん!それ以上はストップ!」
なるべくチャンピオンってことは言いふらさないで欲しい!
「じゃあ……よく分かりませんがバッジに合わせたバトルはしませんよ?」
ガチャガチャと音を立てて背中のリュックからアームが飛び出す。……と同時にシトロンの表情が引き締まった。
「シトロンくん……少し雰囲気変わったね。燃えてきた?」
「それは……少し。最近本気のバトルなんてご無沙汰でしたので」
「なるほど……じゃあこっちも張り切っていこう!」
「それでは……始め!」
「いけ!エモンガ!」
「頑張れ!ミロカロス」
「エモーン!」
「ミロォー!」
***
まあシトロンくんは驚いたことだろう。電気タイプに水タイプぶつけてくるんだから。
現在、シトロンくんの手持ちはフィールドに出ているジバコイル一体。対する俺はまだミロカロス一体だけしか使っていない。
「ミロカロスにそんな特性があったとは……」
「ジムリーダーでも他地方のポケモンは知らないか……《ふしぎなうろこ》、覚えておいた方がいいよ」
シトロンのエモンガは最初、いきなり【でんじは】をはなってきた。
「状態異常になると……打たれ強くなる特性がふしぎなうろこだ」
「お陰でボルトチェンジが全く聞かなくて……流石に硬すぎじゃないですかミロカロス」
「まあねー」
攻撃両刀ゴウカザルに続く防御両刀ミロカロス……これは流行る!
「……ジバコイル!ロックオン!」
「ん?……ミロカロス、ハイドロポンプ」
ロックオン……この局面で何の技が?
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