暴走と少女の気持ち
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る前に大神に聞きたいことがある」
「お前この場にいる者達で気になる奴はいるのか?」
「羅刹お前までそんな質問をするのか?」
「俺が気になる人物は・・・真宮寺直哉君だ」
「「「「「え、」」」」」
「おい、大神一郎そいつは男だろ?本当にいいのか?」
「ああ」
「承知した。本当あんな奴が、隊長で大丈夫かよ」
羅刹は召還魔法を使いながらそんなことを考えていた。
そして今に至る。
「直哉お前も大変だな。よし、気が変わった、俺がお前のお姉ちゃんが来るまで、守ってやる」
「ホントありがとう羅刹兄ちゃん」
直哉と羅刹の会話を聞いた、大神以外の隊員は、本当に直哉君が隊長をすれば、敵も改心して、被害も最小限に出来るのではと思い始めていた。
「くそーー直哉君を返せーー」
「誰が貴様にわたすか」
羅刹と大神の戦いは、熾烈な戦いだった。
そして、戦いが動いたのは、さくらとアイリスが到着し、羅刹は直哉を姉のさくらにわたす為、双武改に近づく。
「さくら君はやらせないぞ。狼虎滅却快刀乱麻」
大神が放った必殺技は、何と、うん悪く、羅刹の機体から、双武改に乗り込む途中の直哉に、直撃のだった。
「いやあああ。直哉くん」
さくらは悲鳴をあげるが、何と羅刹が直哉の盾になった。
「やったぞ皆」
と大神は羅刹を倒した事を喜んでいた。
「何で僕、羅刹お兄ちゃんの敵なのにどうして助けてくれたの?」
「さあ、何でだろうな俺にもわからんが、直哉お前も、男なんだから好きな人くらい守れる男になれよ」
うん約束するよ」
そして羅刹は自分の魔装機兵と共に爆発した。
「あれ、おかしいなあ何で涙が出てるんだろう」
その時さくらが直哉を優しく抱きしめた。
「直哉くん無理しなくていいからね」
「さくらお姉ちゃん・・・うん」
そして直哉はさくらの胸の中で、暫し泣いたのだった。
その後勝利の・ポーズはしたのだが、なんとも苦い勝利となった。
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