停止教室のヴァンパイア
養父と養母×授業参観
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しまったが、連絡すれば来てくれるからまあいいとする。校舎は戦闘前より綺麗になっていたが、バレるんじゃねえのか?
すると掲示板に、不発弾処理をしてから校舎を清掃したと言う事が書いてあった。納得した表情で、教室に向かう生徒もいるが中には納得していない生徒もいたが、ホームルーム後にサーゼクスが全生徒を呼び出して昨日の説明をしていた。流石は駒王学園理事長だなと思い、教室に戻ってから授業前に松田達が絡んできた。それと俺をイッセーと呼ぶのは、バカ二人組のみである。
「なあイッセー。来週の授業参観は誰が来るんだ?去年と同じメイドさんか?」
「そうだと言ったら?」
「よし元浜、今すぐイッセーを潰そう。そしたら俺達の所に美人メイドが来るぞ。去年は、巨乳で黒髪の人と脚が綺麗な可愛い人だったものな」
「その前にお前達を潰してやるよ」
『パシイィィィィィィィィイン!』
俺はバカ共にハリセンで叩いた。これでも軽くやったつもりだから、有り難く思えよ松田に元浜。俺を見ていた男子共は、ハリセンを左手で上げて笑顔で見たら顔を逸らす。そろそろ俺のハリセンを見るだけで畏怖していまっているから、松田と元浜はバカのお蔭だ。
これくらい喰らっても、死なないだろうと思い席に座る。授業が始まって数時間後の昼休み、俺はいつも通り屋上に向かうと先客がいた。祐斗だった。
「やあ一誠君。一緒にいいかい?」
「いいぞ。それより怪我は大丈夫か?瀕死だったんだろう」
「まあね。君のメイド達には感謝している、瀕死状態の僕達を回復してくれたからね。それに僕達下僕を不問にしてくれたし」
「あれは完全に『王』の命令で動いたのだろう?本来だったら悪魔側で裁判する所だったから、最悪牢屋行きだぞ」
昨日の戦闘を振り返って言ったが、あれは『王』の暴走であり勝手に戦闘を始めやがった。謝礼金貰ったから俺は許したが、最悪牢屋行きと言ったら冷や汗をかいていた祐斗だった。俺はお前達を許したから問題ない。
「それよりそっちはどうなんだい?僕達を様子見で来た後、何してたのかとか」
「こっちは軍隊で司令官なのでね、それは忙しかったよ。一睡もしてなくて書類や報告書見たり、録った動画を編集したりで大変だったわ。起きたのは昨日の夜だけどさ、勝利の宴としてミカエル、サーゼクス、アザゼルを誘って宴してた」
「そうなのかい?それは忙しそうだったね。こっちは怪我が治ってすぐ歩けたよ、アーシアさんより強力な回復だった」
「そりゃそうだ。俺の眷属なんだからな」
「今度君の眷属にいる『騎士』と戦ってみたいよ。今の僕では弱いけどね」
祐斗は苦笑いでそう言ったが事実、俺の眷属はほとんど剣術・槍術・体術が得意な者のばかりで、魔力で戦う者は桃香達回復組くらいだろう。
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