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異世界を拳で頑張って救っていきます!!!
遺跡出現までの10日間【3日目】 その7
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ないの……?」

 いつまでたっても巨大パフェに口を付けないので少し不安になった僕が質問するとパンダの耳を生やした少女はまたしてもブンブンと首を横に振り、その動作が終わったが早いがパフェにかぶりついた。

「ランチセットでございます」

 その食べっぷりに魅入っていると僕のランチセットが運ばれてくる。とりあえず皿に乗った魚を物欲しそう目でオウムが見ていたので分けてやる。後はパンと野菜スープだけだ。ま、パフェが結構高そうだしこれで我慢するかな。

「…………」

 僕の気づけばパンダの耳を生やした少女が驚いた表情で僕のランチセットをジッと見つめていた。

「ハハ、気にしないで。早く食べないとこのオウムが喰っちゃうぞぉ〜」

「グギョ!」

「!?」

 僕の冗談にパンダの耳を生やした少女はオウムを見てビクリと体を震わすと再びパフェにかぶりつく。お、八重歯があるのか……妹を思い出すなぁ……。ってイテッ!? だからつつくなっ―――――あ、僕の魚!!!

 噴水広場のレストランでパンダの耳を生やした少女がおいしそうにパフェを食べている目の前で僕対オウムの戦いのゴングが鳴る。


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