第4話「きゅうじつ」
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や。」
とりあえず刀で切っておく。そんでもって頭を踏み潰す。頭の中にある脳みそとかが飛び散るけどさすがに慣れた。
...え?元々同じ学校の奴だったって?...どうせもう死んで別物になってるし、そう割り切ったからどうってことない。
「どうせ他にもたくさんゾンビはいる。そいつらもこいつと同じだったら調べてみるけど、そうでなかったらどうでもいい。」
何らかが原因で劣化していただけかもしれないしな。
「...よし、玄関の様子でも見に行くか。」
購買部倉庫から出て、廊下の様子を確認する。
「...今は少ない方だな...。」
ちょうど数が少なく、突破しやすい感じだった。
「...よし。」
そのまま玄関まで走り抜ける。
「(...やっぱり反応が鈍いな...。)」
相当至近距離を通り抜けない限り、どいつも反応しなかった。
「...後で確かめるか。」
「....到着っと。」
家にあっさりと到着する。シャッターもそのままで、中には誰もいなさそうな雰囲気だ。
「ここまでほとんど襲われなかったな...。」
人間のゾンビどころか、犬のゾンビにも何回か遭遇したのに、近くに寄らないと襲ってこなかった。...一応、犬のゾンビは厄介だから殺しておいたけど。
「家の中は...無事か。」
ま、無人だからゾンビも寄りつかないわな。
「これならシャッターも開けていいだろ。」
というか暗いから開ける!
「...って、さすがに寄ってくるか。」
音自体には反応するらしく、何体か寄ってきた。...まぁ、襲ってこないんだが。
「これについては帰ってから考えるか。」
とにかく今は詰め込めるだけ弾薬とかを詰め込んで学校に戻った。
「音自体に反応して俺の方は向くが、至近距離にならないと襲ってこない...。」
学校の地下に戻ってから、俺は推測を述べて行く。
「...俺が噛まれた事が関係してるのか?他に原因も思いつかないしな...。」
噛まれてワクチンを打った結果の皮膚感覚の一部の欠落。温度をほとんど感じなくなったから分からないが、確かゾンビは体温が低くなってたはずだ。
「俺も体が冷たくなっているというのなら、あいつらが認識しなくなるのも納得だ。」
あいつらに近づいた事によって、捕食対象として見られにくくなったという所か。
「...考えても仕方ない。どの道、常に行き詰ったような状況だ。こんな事でいちいち悩んでられん。」
もし薬がなかったら俺は噛まれた時点で死んでたからな。
「...さ、今日はもう寝るか。」
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