暁 〜小説投稿サイト〜
DIGIMONSTORY CYBERSLEUTH 〜我が身は誰かの為に〜
Chapter2「父を探して 山科悠子の依頼」
Story9:決意を新たに vsグラウモン
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みた。

 すると……


「ちょいと待ちやがってくださいよぉ? ここは絶賛、通行禁止中なんですよぉ…どっか行きやがってくださりますぅ?
 でないと、狩っちゃいますよ〜? 狩っちゃいますよ〜?」


 とか、


「ヨサッソンガラッタッテントヒピャガンサッスゾァラァ!?(ヨソモンがうろうろしてっと引っ剥がすぞこら!?)」


 とか、


「じろじろ見てんじゃねーよ」


 とか、なんか途中途中で道を塞いでいる連中がいた。しかも『ザクソンフォーラム』でもらった仮面を付けて。
 しかし渡された仮面を見せると様子は一変、圧倒的な掌返しを見せ、快く道を譲ってくれた。

 どうやらこの仮面は、仲間の判別の為のものらしい。付けなくてもいいらしいが、ほとんどの連中が付けていたから、付けておいた方がいいのかな…?

 とにかく、俺はテリアモン達を引きつれ、更に奥の方へと進んでいった。












 そういう、通行止めをしているハッカー達を潜り抜け、クーロンLv.2の一番奥へとやってきた。
 そこには数人のハッカーと、例の仮面を付けたサラリーマン風の人物がいた。どうやら、ここが終着点のようだ。


「…あん? なんだてめぇは!? こんな場所にノコノコ現れやがって…ナメてんのか!? 踏んづけて蹴飛ばすぞ!?」


 おっと、いきなり絡んで来たな。
 急に怒鳴られた所為か、チビモンとミノモンは俺の足の後ろに隠れてしまった。……おいチビモン、お前実はビビりだろ。

 取りあえず、手に持っていた仮面を前に出してみる。

「無限にワンナップすんぞ……あん? …なぁんだ、おめぇもお仲間じゃんかよ〜」

「すいません、まだちょっと仮面付けるのに抵抗があって…」

「新顔かい? ちゃんとアカウントは狩ってきたかい?」

「は、はい…ちょっと大変でしたけどね」


 勿論、嘘である。こうでも言わないと、追い返されてしまうだろう。
 ……おいおい、チビモンにミノモン。お前らそんな顔するな、バレるだろ? テリアモンみたいに堂々としてればいいんだよ。


「へ〜、やるじゃ〜ん? 今度、ぼくと一狩り行こうよ〜。約束だよ〜?」


 一狩り行こうって……モ○ハンじゃないんだから、そんな気軽な感じで言ってくれるなよ。


「と、きみ、いいタイミングで来たね〜……いるよ?」

「……?」

「ほら、あそこ見てみ」


 いいタイミング? どういうことだ…?
 仮面を付けた小柄な青年がそう言って、俺を促してきた。その先には、同じ仮面を付けたサラリーマンがいた。


「あれが『メフィストさん』だよ」

「『メフィスト』さん…?」


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