第1章:修正の始まり
第5話「思いのよらない再会」
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でも、戦力を持つに越した事はないわ。」
それは言えてるね。もし襲撃された時に撃退できなかったら意味がない。
「...じゃあ、試してみる?」
「あら、貴女が戦うの?」
「まさか。最高戦力だけ見ても意味ないでしょ。相手なら、もうここにいるよ。」
そう言って秋十君を見る。あ、ちなみに俺が最高戦力と言うのはあながち間違いではない。
「...えっ、俺?」
「そうだよ。あっ君が戦うんだよ?」
「いやいやいや。俺、弱いですよ?」
そう言って戦う事を遠慮する秋十君。
「強い弱いは関係ないよ。...重要なのは、成し遂げる意志だ。」
「っ....!そうでした。」
「うん♪じゃあ、そっちから誰でもいいから相手になってくれる?」
覚悟を決めてくれて助かるよ。確かな意志を持った秋十君は、俺にも劣らなくなるからな。
「そうね...。なら、こっちはマドカにするわ。」
「...兄妹対決をさせようって事?」
「それもあるわね。...けど、戦う方法を問われていないのが大きいわね。」
...なるほど。マドカちゃんにISを使わせる魂胆か。...でも残念。
「ISを使うならどうぞ。....誰も、秋十君がISを使えないとは言ってないから。」
「っ!なんですって...?」
おお。初めて驚いた顔になったぞ。彼女。後ろの女性も驚いてるし。
「じゃ、頑張ってねー。」
「ちょっと!?丸投げみたいな言い方!?」
「....勝ちなよ。洗脳されてる相手に負けてちゃ、意味がないよ。」
丸投げみたいな言い方で秋十君の後ろに行こうとした時、耳元でそう言う。
「っ...!...分かってます。マドカだって、いつまでもああなのは可哀想ですから。」
「...いい返事だ。なに、いつも通り、努力の成果を見せる感じでやればいい。」
秋十君にとって、それがベストな戦い方だ。
「秋兄、ホントに勝てると思ってるの?ISに乗れるのは驚いたけど、どうせ全然使いこなせないでしょ?」
すると、マドカちゃんがそんな事を秋十君に言い始めた。...洗脳の影響か。
「変に私に逆らわずに、大人しくしてれば許してあげるけど....。」
「っ...お断りだ。俺はもう、惨めな立場には戻らない。勝てる勝てないかじゃない。俺は、この戦いで、マドカ...お前に勝つ!!」
「なっ....!?」
今まで散々な目に遭ってきたからか、震えていた秋十君だが、面と向かってそう言いきった。そして、その言葉を受けたマドカちゃんはショックを受けたように俯く。
....様子がおかしい...。
「...あは...あははは....。」
「っ
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