暁 〜小説投稿サイト〜
IS〜夢を追い求める者〜
第1章:修正の始まり
第5話「思いのよらない再会」
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てくれ。俺が行く。」

「大丈夫ですか?」

「なに、すぐ終わらせるさ。」

  非殺傷改造した銃を二丁取り出し、ステルス装置を一時的に解除して突入する。

「っ!?なんだ!?」

「侵入者か!?」

「遅いっ!!」

  室内にいた人たちを一気に撃ち、気絶させる。

     ビーッ!ビーッ!

「ちっ、さすがに判断が速い。警報を発動させたか。」

  撃たれる直前に一人が警報ボタンを押していたようだった。

「とにかく...警報を止めてデータを入手するか。」

「さ、桜さん!どうすれば...!?」

「秋十君、ISを展開して見張っておいてくれ。ただし、正体が分からないようにフルスキンでな。」

  秋十君に指示を出し、コンピュータにハッキングを仕掛ける。

「っと、なかなかに固いな。だが、無意味だ。」

  あっという間にハッキングを終わらせ、警報を止めてアジト内のデータを束に送る。

「よし、もういいぞ秋十君!ステルスを使って移動する!」

「は、はいっ!」

  ステルス装置を起動させ、その部屋から離れる。

「光学迷彩装置も使うか...!」

  ISのエネルギーを少し使うから気が引けるが、四の五の言ってられんしな。

【さー君!あっ君!】

「【どうした束!?】」

  焦ったような声で通信を入れてくる束。

【送られてきたデータを見たんだけど、とんでもない情報があったよ!】

「【なに?】」

【そのアジトの幹部のいる場所の情報と...。】」

  そこまで言って少し言葉を区切る束。そして、続きの言葉が紡がれる。





【...あっ君の妹、織斑マドカがいるって言う情報。】





「な...に....!?」

「マドカ...?」

  秋十君の妹である織斑マドカがここに?

「【束!どこにいるか分かるか!?】」

【...ごめん。そこまでは。とにかく、一度幹部のいる所へ向かって!】

「【わかった!案内を任せる!】」

  幹部の所に行き、幹部を問い詰めればどこにいるかぐらいは分かるだろう。

「秋十君!急ぐぞ!」

「マドカ...が...?」

「秋十君!!」

  呆然としていた秋十君に一喝する。

「何がどうなっているかは、行けば分かる!今は急ぐぞ!」

「...はいっ!!」

  走りだし、束の案内の通りに進んでいく。そして...。





「ここ...かっ!!」

  辿り着いたドアを蹴破る。

「...随分と乱暴な侵入者さんね。」

  金髪の妙齢の女性が出迎えてくる。傍らには一人の女性と、少女がいた。

「敵陣
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