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異世界を拳で頑張って救っていきます!!!
遺跡出現までの10日間【2日目】 その5
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行のロボットがあちこちから現れる。色は赤、2本の前足が鎌のようになっておりその姿はまるで螳螂みたいだ……、先ほどのロボットと一緒なのは卵型の顔に一つの目というところだけ。それ以外は色も形も違うロボットに僕はどうしていいかわからなくなる。よ、よく見ると天井にもいるぞ……。

「あ………」

 いつの間にか4足歩行のロボットの一体がローラさんの真後ろに忍び寄っていた。

「ハァ!」

 僕は鎌のような形状になっている前足でローラさんの首を切り裂こうとしている4足歩行のロボットに渾身の体当たりを食らわせて突き飛ばす。こいつらはさっきのステルスロボットより弱い気がするな……僕でもやれるぞ!

「早く逃げるぞケント! ローラは背負ってくれ!!」

「無理です! こんなに囲まれてちゃ大広間から抜け出せません!!」

「ちっ、くっそおおおおおおおおおおおおおお!!!」

 ライトさんは僕とローラさんに次々と襲い掛かってくる4足歩行のロボットを片っ端から切り刻んでいく。僕もナックルを振り回し、近づいてくる4足歩行のロボットからローラさんを必死に守る。しかし一向に数は減らない……むしろ増えてきている気がする。

 僕の心を絶望が埋め尽くした。


「もう……無理だ…………」


 このまま……終わるのか………。

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