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異世界を拳で頑張って救っていきます!!!
遺跡出現までの10日間【2日目】 その4
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葉理解してるのかな……。

「そう言えば、『レバルドオウム』は主人の役に立ちそうなものを持ってくる習性があったわね」

「そ、そうなんですか……」

 お前、結構使えるんだな……オウム。とりあえずオウムの頭をなでてやると再びどこかへ飛んでいった。

「いいペットね、私もほしいわ」

「ハハハ、一人分の食費がかかりますけどね……」

 などとローラさんと喋りながらどんどん進んでいくと少し大きな下の方へと続いて行く階段が見えてくる。

「おーい! ケント! ローラ!!」

「やっほー!」

 先についていたライトさんたちが僕たちに手を振ってくる。というか僕たちが最後だったみたいだ……。

「ローラ、ケントはどうだ?」

「とっても役に立ってくれた囮になってくれたわ。また一緒に組むのも大歓迎」

「へぇ、結構やるんだなケント」

「ハハハ……」

 ローラさんの言葉にライトさんは感心した表情を見せる。いや、僕囮にされてただけなんですけどね……。

「じゃ、お前らこれから3階に行くぞ。稀に強い魔物が出るから気を引き締めていけよ!」

「「「「「「「「「おう!」」」」」」」」」」

「お、おう!」

 みんなの気迫に圧倒されながら僕は階段を下りていく皆について行った。

 ☆ ☆ ☆

「さて、今日の目的は『ダークスライム』50体の討伐だ。『メルトスライム』より少し強いから気を付けろよ。倒したら核――――――丸い球みたいなのが出てくるからそれは拾っておいてくれ。50体倒した証明になる」

「「「「「「「「「はーい」」」」」」」」」」

 ギルドのみんなのいい返事にライトさんは満足そうにうなずく。

「とりあえずいつも通り俺の班とローラ班に分かれる。ケントはローラの班な、地図によると4階に行くには絶対に大広間を通らないといけないことになっている。そこの大広間で集合だ」

 一通りライトさんの指示を聞いた僕たちローラ班はライト班と別れてダークスライムを倒しに歩を進める。5分ぐらい歩いただろうか突然5体の黒いべとべとしたスライムが現れた。

「せあ!」

「てい!」

「ファイアーストーム!」

 僕が手を出す暇もなく勝負が終わる。どうやら一人が短剣使いでもう一人が槍使いのようだ。どっちも男のエルフさんだな……っていうか短剣とやりだと攻撃がはいるのか……。

「あ、ケント君はそいつらの核でも拾っておいてー」

「は、はい」

 短剣使いのエルフさんに雑用を押し付けられる。役に立ってないので断るわけにもいかず僕は焦げて跡形もなくなったダークスライムさんたちの核を拾ってリュックの中に詰める。あ、オ
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