月光校庭のエクスカリバー
聖剣への想い×教会側と悪魔側との仲介
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るが、特別な客でしか案内しない個室がある。常連かオーナーが入れるVIPルームだが、俺達は席に座りイリナとゼノヴィアに何でも好きなのを頼めと言った。
今日は奢りだと告げてから、店員に次々と食べたい物を注文していく。木場と小猫ちゃんは、先程食べたのでドリンクを頼んだ。俺はケーキセットで、チョコレートケーキと紅茶でミルクを頼んだ。次々と品物が出てくると即効食べていたから、相当腹が減っていた様子と見る。経営してるが、今回は客として来たのでちゃんと料金は払う。
「美味い!日本の食事は美味いぞ!」
「うんうん!これよ!これが故郷の味なのよ!」
ガツガツ、とレストランで注文したメニューを腹に収めていくゼノヴィアとイリナ。見事な食べっぷりとも言えるが、ここが高級ホテルのレストランだと忘れているように見える。個室で正解だったと思った。金の事は心配ないが、俺はブラックカードで支払うから問題ない。木場や小猫ちゃんに心配されたけど、カードを見た瞬間驚愕した。一応学生の俺がブラックだからな。
「ふぅー・・・・やっと落ち着いた。まさか兵藤に救われるとは思わなかったよ」
「また騙されるとは思わなかったけど、今度から買う時は要注意だぞイリナ」
「うぅぅぅ、まさかまた騙されるとは思わなかったわ。はふぅーご馳走様でした。ああ、主よ。心優しき人間と悪魔達にご慈悲を」
胸で十字を切るイリナだったが、木場と小猫ちゃんは軽くダメージを受けたようだ。大丈夫か?
「あー、ごめんなさい。つい十字を切ってしまったわ」
てへっ、とイリナは可愛らしく笑う。普通に見る分だと可愛い子何だがなこの二人は、水を飲んだゼノヴィアは改めて俺達に聞く。
「で、私達に接触理由は?」
「俺は協力出来るが、悪魔側であるこの二人も協力したいようだ。エクスカリバー破壊に協力したいらしいよ」
俺が言った事に理解したのか、目を丸くさせて驚いていた。互いに顔を見合わせていたが、最悪天使・悪魔・堕天使の争いになるが俺は仲介役でもあるし、神の頂点でもあるから問題無いがこの場合介入は難しい。
人間側でもあるし、神側でもあるから出来るだけ戦争みたいな事は避けたいから正直面倒だ。コカビエルと戦う事は余り無いが、この際ハッキリさせた方が良さそうだが赤龍帝無しで倒すつもりでいる。
「そうだな。一本くらいは任せてもいいと思うが、本来は兵藤に任せたいと思った。破壊出来れば良い事だ、兵藤ならまだしもそちらの悪魔側は出来る限り正体はバレないようにしてくれると助かる。こちらもそちらと関わりを持っているように、上にも敵には知られたくない」
「ちょっとゼノヴィア。良いの?一誠君は良いとして、他の二人は悪魔なのよ?」
俺はいいが、悪魔側のコイツらは良いのかよ?と思った俺。
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