ドキドキ・リュウゼツランド 前編
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「シェリアたちも来てたの?」
「うん!!」
「楽しそうだからみんなで来たんだよ!!」
ウェンディの問いにうなずくシェリアと楽しそうに答えるラウル君。
「今日はいい戦いだったね!ケガ大丈夫?」
「はい!!おかげさまで」
「また敬語になってる」
「あ・・・癖でつい・・・」
両手の人指し指をツンツンと合わせて照れるウェンディ。するとシェリアさんは俺の方を向く。
「今日の『伏魔殿』すごかったよ!!シリル」
「ラウもシェリアもびっくりしちゃったよ!!」
シェリアさんとラウル君にそう言われ少し照れてしまう。自分でもあんなことできるなんて思ってなかったからびっくりしたんだよなぁ。
「それだったら俺も驚きましたよ。シェリアさんがまさか天空の滅神魔導士だったなんて」
俺がそう言うとシェリアさんも頭をかき照れたような反応をする。
「あの魔法ね、魔法学校を飛び級で卒業した時に評議院のグラン・ドマ議長から記念にもらった本に載ってたんだ。まさか議長もできると思ってなかったらしくてびっくりされちゃったの」
「「へぇ〜!!」」
あげた本人がびっくりしてるんじゃ俺たちがびっくりしないわけないよな。それにしても自己回復ができるなんて便利な魔法だよなぁ。
「それとシリル、あたしのこと呼び捨てでいいよ!あとタメ口で」
「え?いいんですか?」
「うん!!だってあたしとウェンディが友達ってことはシリルも友達でしょ?だからだよ」
笑顔でそう言うシェリアさん。面と向かって友達って言われたことってほとんどないからなんか嬉しいな。
「ラウのこともラウルって呼んでいいよぉ」
「じゃあ俺もシリルって呼んでね」
ラウルもフレンドリーな性格らしく互いに呼び捨てにすることにした。
「じゃあ、ウェンディも俺のことレオンって呼んでよ」
「ひゃっ!!」
俺たちが話しているとその後ろから突然レオンが現れる。びっくりしたウェンディは思わず変な声をあげてしまった。
「もうレオン!!ウェンディを驚かせたらダメだよ!!」
「そんなつもりじゃなかったんだが・・・」
シェリアに注意されるレオン。レオンの方が年下みたいだからなのかなんか姉弟みたいな関係に見えてくる。
「レオンはいっつも周りのこと考えてないよね!!今日だって―――」
「はいはい悪かった悪かった」
なおも小言を言おうとするシェリアに適当に返事をしてその場を乗り切るレオン。仲がよろしいようで何よりです。
「まぁいいや。せっかくだからみんなで遊ぼ!!」
「「「「賛成!!」」」」
シェリアの提案に手を上げて賛同する俺たち。その近くに丁度スペースが広く空いているプールがあったのでそちらにいこ
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