ドキドキ・リュウゼツランド 前編
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なくなぜかグレイさんとジュビアさん。
「グレイ様!!あの『ラブラブスライダー』なるものに、一緒に乗りましょう!!」
ジュビアさんはハートの下で1人の天使にもう1人の天使がキスをする像のあるスライダーの方を指差しそう言う。
「なんだそのネーミングセンスは?」
グレイさんはあまりに直球すぎる名前に呆れたように言葉を漏らす。
「抱き合った形でのスライダーなんですって。ウフフフ」
「乗れるか!!」
恥ずかしそうにそう言うジュビアさんと怒鳴るグレイさん。するとジュビアさんの体が突然何者かの手によって持ち上げられる。
「ならば、俺が連れていってもいいってことだな?」
「リオンさ・・・ま?」
ジュビアさんをお姫様抱っこしたのはリオンさん・・・のようだが少し違う。髪型もいつもと反対に前髪が残っており、色も金色になっている。さらにはリオンさんのギルドマークはグレイさんと同じところにあるはずなのに反対の左胸に水色のギルドマークが入っている。
さらにはその身長も全然違う。リオンさんはグレイさんと同じか少し大きいくらいなのに、ジュビアさんをお姫様抱っこしているリオンさんはジュビアさんよりも見た感じ小さい。
「・・・お前・・・リオンじゃねぇよな?」
「バレたか」
グレイさんに突っ込まれて諦めたようなジュビアさんを下ろすのは髪型こそ違うけれど間違いなくレオン。レオンはオレンジの海パンを履いており、変装?を見破られたために髪の毛をバサバサと手で直しいつものボサボサヘアに戻る。リオンさんより小さく細身だから、見分けるのは簡単だとは思わなかったのかな?
「さすがジュビア。俺とレオンを一発で見分けるとは。というわけで」
すると今度はレオンの背後から現れたリオンさんがジュビアさんをお姫様抱っこし、
「あの『ラブラブスライダー』に乗ろうではないか!!」
リオンさんは『ラブラブスライダー』へとジュビアさんを連れていこうとする。
「というわけでって・・・え?」
「おめぇは何言ってやがるんだ!!」
リオンさんの雑な作戦に動揺の色を隠せないジュビアさんと仲間を連れていかれて怒るグレイさん。リオンさんとグレイさんはにらみ合ったまま『ラブラブスライダー』の乗り場へと向かっていく。レオンはそれに満足したのか、こちらに向かって歩いてくる。
「ウェンディ!!」
レオンの方を見て呆然としていた俺とウェンディ。するとその反対側からこれまた聞き覚えのある声が聞こえ、俺とウェンディ、そしてラウル君がそちらを向く。
「シェリア!!」
こちらに手を振り歩いてきたのは今日の最終試合でウェンディと戦い、お友達になったシェリアさん。シェリアさんは青とオレンジボーダー柄の三角ビキニに身を包んでいる。
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