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FAIRY TAIL〜水の滅竜魔導士〜
ドキドキ・リュウゼツランド 前編
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らこうしてみた。ジュビアさんはグレイさんを見つけると、

「あ〜ん!!待ってくださいグレイ様〜!!」

両手を広げてグレイさんの方へと走っていた。プールサイドで走ると転びそうなものだが、水の魔導士だからかジュビアさんは悠々とグレイさんへと向かって駆けていく。後ろ姿だけを見ると1人で先に行ってしまう彼氏を追いかける甘えたな彼女のようなんだけど・・・実際はただの一方通行なんだよなぁ・・・

「グレイさんとジュビアさん、本当仲いいよね」
「どこをどう見たらそう見えるの!?」

いつの間にか隣に来ていたウェンディの言葉に驚きながら返す俺。男と女で見方が違うのだろうか?それとも俺とウェンディだけの間なのだろうか?疑問が残る。

「ところでさぁ、シリル」
「ん?」
「この水着、変じゃないかな?」

ウェンディは恥ずかしそうに体を回転させ、俺に水着を見せつける。海合宿の時はポニーテールで水着を着ていたが、今はサイドアップにしていてより可愛らしさが増している気がする。さらには水着自体も変化しており、チューブトップとミニスカのボトムだったものが俗に言う三角ビキニになっていた。
海合宿の時も可愛かったのにさらにその上をいっている。さすがウェンディ!!

「超絶可愛い!!」

ギュッ

あまりの愛らしさに俺は思わずハグしてしまう。

「ちょっ!!シリル/////」

ウェンディは俺に抱きつかれたことで顔をトマトのように赤くしている。その慌てたような声でようやく俺は正気に戻り、すぐに離れる。

「ご・・・ごめん!!/////」
「う・・・ううん。大丈夫/////ちょっと驚いただけだから」

俺もウェンディも顔を赤くしその場に立ち尽くす。いつもならここでセシリーやらシャルルやらが何か言ってくれて正気に戻るのだが、今は2人ともガジルさんやレビィさんたちと一緒に水族館に向かっている。当然ハッピーとリリーも向こうにいっているので誰も助けてくれない。
しばらく2人とも顔を赤くしたまま向かい合って立ち尽くしていると、ウェンディの後ろから聞き覚えのある声がする。

「ヒューヒュー!!2人ともお熱いですね(笑)」

その声の方を振り向くとそこにはオレンジ色の髪をボサボサに伸ばし、青の海パンを履いた少年が立っていた。

「ラウル君!!」
「ヤッホー!!」

レオンと昨日俺たちの飲み会に現れ、リオンさんとグレイさん、そしてジュビアさんの謎の二次会を作り出した原因の1人、ラウル君だった。

「どうしてここに?」
「ラウル君がいるってことはもしかして・・・」

俺とウェンディの質問にラウル君は大きくうなずく。

「うん!!レオンたちも来てるよ!!ほら!!」

ラウル君が指を指した方にいるのはレオン・・・では
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