月光校庭のエクスカリバー
会合×聖剣対魔剣
[6/8]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
ん」
「何だ。こっちは大人しく帰ろうとしたのだぞ」
「僕らの仲間であるアーシアさんを斬ろうとしたんだ、それに怒ってるのは僕だけじゃないよ」
リアスを含めて俺以外の者は臨戦態勢に入ろうとしていたので、イリナとゼノヴィアは聖剣をリアス達に突きつけた。
「こらこら喧嘩するんじゃない!もしここで戦うんだったら、俺が相手になってやってもいいぞ?」
俺は殺気と覇気を解放後、全員が汗だらだらにして臨戦態勢を解いた。全く何をやってるんだか。
「だったら外で戦えばいい。木場対ゼノヴィアで、木場は聖剣計画の生き残りだからな。自然と殺気が出てるぞ木場」
「それは丁度良いね。僕が相手になろう」
部屋中に殺気を飛ばした木場だったが、今は外にいる。俺達は今、球技大会で練習場所に立っている。俺ら周囲一帯に金色の魔力の結界を張っているので、俺は結界内の真ん中の端にいて木場は左側、対峙するようにイリナとゼノヴィアは右側にいる。他の部員は結界外で見守っている。
「では始めようか。先輩の力も気になるしな。兵藤、審判を頼む」
ゼノヴィアは白いローブを脱ぎ、黒い戦闘服姿になった。俺と被るような気がするが、木場は刀身をゼノヴィアに向けている。対してゼノヴィアは、得物の布を取ってエクスカリバーを解き放つ。一方木場は、魔剣創造したが今まで見た事ない魔剣だったので小さな声で聞いてみた。
「木場、その魔剣の名は?」
「そうだね。聖喰剣(セイント・イレイザー)と呼ぼうか。文字通り聖なるオーラを吸収する事が出来る魔剣さ」
「なるほど。だが気を付ける事だ、相手は破壊の聖剣だからな。ぶつかった瞬間折れる可能性大となるから、充分気を付けよ弟子よ」
「はい一誠君。違った師範!」
俺は元の位置に戻って、ルールを確認した。相手から参ったと言うか、相手が戦闘不能になる事だ。殺す事は、俺が許さないから殺るなら峰打ちでやれと強く発言した。俺が合図を出して、戦いは始まったが最初は口論から始まった。
「笑っているのか?」
「うん。倒したくて、壊したくて仕方がなかったモノが目の前に現れた。これは好機だと思ってもいい程に、とても嬉しいのさ。悪魔やドラゴンの傍に居れば、力が集まるとは聞いていたけどね」
「・・・・『魔剣創造』か。神器所有者は、頭の中で思い描いた魔剣を創り出す事が可能だと聞いている。魔剣系神器の中で特異なもの。・・・・『聖剣計画』の被験者で、処分を免れた者がいるかもしれないと聞いていたがそれは君の事か?」
ゼノヴィアの問いに答えなかった木場。ただ殺気は向けているだけ、殺し合いは禁止。もしそうなったら、意地でも俺が止めてやる。口論から戦いが始まったが、火花が散り木場に斬りかかる。木場は、速さで勝負を賭けるようだ。
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ