月光校庭のエクスカリバー
会合×聖剣対魔剣
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って新たな姿となった。その時七本作られたが、これがその一つだ。私が持っている聖剣エクスカリバーは『破壊の聖剣(エクスカリバー・デストラクション)』となるが、七つに分かれた聖剣の一つだよ。カトリックが管理している」
ゼノヴィアは、自分の得物を紹介したら再び布でエクスカリバーを覆った。聖なるオーラが出ているからなのかもしれんが、よく見れば布には呪術の文字らしきものが記されていた。日本では、銃刀法違反で逮捕されるかもしれないからだ。今度はイリナが、懐から長い紐を取り出して説明を始めた。
「私の方は『擬態の聖剣(エクスカリバー・ミミック)』で、こんな風にカタチを自由自在に出来るから持ち運びに凄く便利です。このようにエクスカリバーはそれぞれ特殊な力を有している。こちらはプロテスタント側で管理してます」
確かに便利だもんな。俺もほとんど刀や短剣で持っているし、軍人でもあるから普段から持ち運べるようにしてある。恐怖を抱えてないが、リアス達悪魔は恐怖を抱えていたのでイリナはしまった。
「イリナ・・・・兵藤に言うならまだしも、悪魔にわざわざエクスカリバーの能力を喋る必要も無いだろう?」
「あらゼノヴィア。いくら悪魔だからと言っても、信頼関係を築かなければこの場ではしょうがないでしょ?私の剣は、能力を知られたからとしても悪魔の皆さんに後れを取る何て事ないわ。一誠君は、仲介役であるから知っておくべきよ」
「コホン・・・・俺は七本の聖剣に関しては知っているが説明ありがとうイリナ。それとゼノヴィア、イリナの言う通り、信頼関係を築かないとこの会合は成立しない。代わりに説明するが、ゼノヴィアの持ってる聖剣、破壊の聖剣はエクスカリバーから生み出された聖剣の一つで、七本の中で一番の破壊力を誇ると言う」
俺は脱線した話を元に戻そうと聖剣の話をしたが、正直イリナ達は気づいてないが木場は今こちらを見ている。まるで鬼の形相のような目で聖剣を見ていたので、俺は木場に念話で『冷静になれ!』と言ったらいつもの顔に戻った。
「・・・・それで?奪われたエクスカリバーが、どうしてこんな極東の国にある地方都市と関係があるのかしら」
リアスは変わらずの態度で話を進めるが、目は笑ってはいなかったので俺が説明を続ける。まあしょうがないか、敵対組織と相手をしているようなんだからな。
「カトリック教会の本部に残っているのは、ゼノヴィアとイリナが持っている二本だけだった。プロテスタントの元に二本と正教会にも二本で、残る一本は神・悪魔・堕天使の三つ巴戦争の折に行方不明。各陣営から一本ずつ奪われたらしいが、奪った連中は何故かここ日本に逃れてこの地に持ち運んだ。奪った奴らは、神の子を見張る者と言うが堕天使曰くグリゴリとも言う」
「私の縄張りは出来事が豊富なようね。し
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