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異世界を拳で頑張って救っていきます!!!
遺跡出現までの10日間【1日目】 その2
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 突然クスクスと笑い出した王女に侍女は心配そうな声をかける。

「いえいえ、ちょっと面白いものだったので。これは私が預かります、あなたはもう下がりなさい」

「かしこまりました」

 エリザベータの言葉に侍女はお辞儀をすると小さい扉―――――、侍女用の扉へと歩いて行く。

「全くケントさんったら……」

 エリザベータは完璧な微笑みを浮かべながらクシャクシャに丸まった紙を自分の豊満な胸に収めた。


 解析結果 

 名前 ヤマザキケント

 職業 無職

 特技 体術

 戦闘能力 高

 特殊能力 

 身体能力 並

 知力 並

 魔力 なし

 好きな食べ物 果物

 嫌いな食べ物 なし

 好きな言葉 闇の炎に抱かれて消えろ

 好きな異性のタイプ 年上

 趣味 ゲーム、技磨き

 その他
 ☆★童貞★☆

















「あぁ……これ腕の部分また買わないとなぁ……」

 溶けたガントレットを見ながら僕は思わずため息をつく。

「お金はまだあるけど無駄遣いしないほうがいいよなぁ…………ん? あれは……」

 独り言を言いながらテクテクと森の中を歩いて行くとキノコがたくさん生えている木を見つける。その木に生えているキノコをオウムみたいな動物がツンツンとくちばしでつまみながら食べていた。大きさは……あんまり大きくないな……というか鳥ってキノコ食べるのか……。見た感じオウムに似ているけど―――――――あっ!?

「!?」

 オウムの観察に夢中だった僕は近くにあった枝を踏んでしまうするとパキッといういい音がし、それが聞こえたのかオウムがバッと凄いスピードでこちらを振り向いてきた。

「ど、どうもぉ……」

 目があってしまった僕は苦笑いをしてその場から立ち去ろうとするが――――――――――

「グギュルギャアアアアアアアアアアア!!!」

「ッ!?」

 とんでもない声を出しながらオウムが羽ばたいたかと思うと僕に向かって一直線に飛んでくる。

「イアアタタタタ痛いってアタタタタ!」

 その鋭い付き橋で僕の頭や顔やらをつっついてくる。僕は両手で必死に防ぐが防ぎきれない。

「こいつめッ!」

 少しイラついた僕は顔を腕でガードしながらオウムの動きをガードの隙間からじっと観察し――――――――――

「ハッ!!!」

 鋭い気合いとともに手刀で飛んでいたオウムの首筋を思いっきりたたき地面にたたきつける。

「グギャッ!?」

 オウムは変な声を上げたかと思うと地面に倒れこみうんともすんとも言わなくなる。……どうやら地面に頭を強く打ち付けて死ん
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