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ハイスクールD×D 新訳 更新停止
第4章
停止教室のヴァンパイア
第96話 和平
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んか?」
イッセーの申し出にミカエル様、アーシア、ゼノヴィアが驚きの表情を見せる。
ミカエル様はアーシアとゼノヴィアを見据えて言う。
「アーシア、ゼノヴィア」
『はい!』
「貴女方に問います。神は不在ですよ。それでも、祈りを捧げますか?」
ミカエル様の問い掛けに二人は頷く。
「はい。主がおられなくとも、私は祈りを捧げたいです」
「同じく、主への感謝と、ミカエル様への感謝を込めて」
「私からもお願いします、ミカエル様」
そこへ、イリナがやって来た。
「イリナ?」
「事情も知らず、貴女が勝手に裏切ったと思い込んでたわ。ゴメンなさい…」
謝るイリナにゼノヴィアが微笑む。
「……君が謝る事じゃないさ」
イリナは今度はアーシアの方を向む。
「アーシアさん、私、貴女にも酷い事を行っちゃったね…」
「いえ、あの、私は別に…」
「ホンット、ゴメン…」
「そんな!わ、私、本当に気にしてないですから!」
笑い合う三人をトップ達が興味深そうに見ていた。
「悪魔と神の信徒の友情かぁ」
「ミカエル殿、今回の和平を象徴していませんか?」
「ええ。祈りを捧げてもダメージを受けない悪魔が二人くらいいても良いでしょう」
「なんてご寛大なぁ!」
「わぁ!」
「感謝します!」
『主よ!』
三人でさっそく祈りを捧げるが、まだダメージを受けない様になっていないので、アーシアとゼノヴィアがダメージを受けていた。
「フフ、まずは本部に戻って、システムを操作しなければ」
二人の光景にミカエル様が微笑む中、ライニーがサーゼクス様に語り掛ける。
「……サーゼクス・ルシファー殿、俺はライニー・ディランディ。貴方に尋ねたい事があります」
「……ディランディ…?私に何を尋ねたいのだね?」
「……エイミー・ディランディと言う名をご存知ですか?」
「ッ!君は彼女の…」
「ッ!弟です…!」
「……そうか」
「無礼を承知で頼みます!姉、エイミー・ディランディと会わせてください!」
ライニーは深々と頭を下げて懇願する。
「……すまないが、それはできない」
「ッ!?」
「そんな!?サーゼクス様、俺からもお願いします!」
イッセーも必死に懇願しだす。
「落ち着くんだ、イッセー君。会わせる事ができないのは、彼女、エイミー・ディランディが行方知れずだからだ」
「……行方‥‥知れず‥‥?」
「っ!?」
「どう言う事ですか?」
俺が尋ねると、サーゼクス様はライニーの姉、エイミー・ディランディについて話し始めた。
「数年前、彼女の主が自身の眷属の謀反にあって死亡したのだ。そして、彼の眷属達は主が亡くなると同時に逃亡をしたのだ」
「逃亡って、どうしてそんな事に…?」
「うむ、どうにも彼は自身の眷属に対して非道な扱いをしていた事が彼の従者からの
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