プロローグ
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てこともない。
僕は顔を洗い終えるとノロノロとした足取りで台所に行き、炊飯器に入っているご飯をさらによそい昨日作ったカレーをかけて食べる。
「はあ……。つまんないなぁ……」
なんとなく独り言を放つ、喋る相手もいないのであっという間にカレーを食べ終わり学校の制服に着替える。再び洗面所に行くと歯磨きをして寝癖を直す。そして自室に戻ると家では絶対にあけない学校のかばんを背負う。
「いってきまーす……」
誰もいない家に挨拶をすると僕は家を出る。僕の家はマンションの12階だ。もちろんエレベーターがあり僕は今日もそれを使って下まで降りる。
「お、ラッキー」
珍しくエレベーターが12階に止まっていた、僕はボタンを押してエレベーターに乗り込む。
ドアが閉まった瞬間バキンッとなんだかいやな音が上からした。その瞬間僕はなんとも言えない浮遊感を味わう。
「ま、まさか!?」
エレベーターが落下したのだ。
「ついてねぇえええええええええええええええええ!」
僕の意識は暗転した。
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