奥義5. 剣士VS真拳使い 鼻毛と剣の真剣勝負?
[5/7]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
仕掛けてこない恭也に声をかける。
「これは君の実力を測るための試合だ。まずは君の鼻毛真拳とやらがどれ程のものか見せてもらいたい。」
「なるほど、わかりました。では…行きます!」
恭也の言うことに納得した遊助は恭也に向かって走り出した。
「一直線に突っ込んで行った!?」
「(どんな攻撃が来る!?)」
恭也は木刀を強く握り締め構える。
すると真正面から来ると思われた遊助は突如高く跳び上がった。
突然跳んだ遊助に皆驚く。
そして遊助はそのまま空中で宙返りをして一つ目の技を繰り出した。
「鼻毛真拳奥義『鼻毛レボリューション』!!」
新体操のリボンのように遊助の鼻毛が螺旋状に回転しながら恭也に向かって放たれる。
だが恭也はそれをなんなくかわす。
「流石、ならこれはどうですか!?鼻毛真拳奥義『鼻毛追尾拳』!!」
遊助もこれで終わりじゃないと言わんばかりにそのまま続けて技を繰り出した。
数本の鼻毛が恭也に襲い掛かる。
恭也は先ほどと同じように鼻毛をかわしていく。
しかし鼻毛はその奥義の名の通りかわしてもまた追いかけてくる。
これは厄介だと思った恭也はその鼻毛を
木刀で斬り裂いた。
「ええええええええええええ!!!!?」
遊助は驚いた。
理由は簡単だ、彼が鼻毛を斬ったからだ。
いや斬ること自体は別に問題ない、所詮は毛なのだから当然切れるし斬れる。
だがそれは刃物を使った場合だ。
しかし今彼が使っているのは木刀、刃物ではない。
故に遊助は驚いたのだ。
「え!?ちょ、待ってください!なんですかそれ!?何で木刀で毛が切れるんですか!?」
遊助は恭也に問いかける。
「御神の剣士たる者、これくらいできて当然だ。」
「理由になってません!」
「恭ちゃんならそれくらい余裕だよ。」
美由希が遊助にそう言うがどっちにしろ理由になってなかった。
「というかそれで攻撃されたら俺大怪我しますよ!?」
「安心しろ、人は切れないようにできるからな。」
「じゃあいいや。」
「いいんだ!?」
あっさりと受け入れた遊助に美由希さんが突っ込んだ。
「いや、だって自分が斬られないんなら別に問題はありませんし。」
「前向きだな…。」
「アイアムポジティブボーイ。」
「何故に英語?凄い棒読みだけど。」
「特に意味はありません。しかしこれでは鼻毛真拳のほとんどが封殺されてしまいますね…。」
「なんだ、もう終わりなのか?」
恭也は所詮その程度なのかと少し落胆する。
しかし遊助は「まさか。」と言いながら笑いながら忍者のように手で印を組む。
「鼻毛で攻撃してもダメなら、鼻毛を使わない技を使えばいいだけです。」
「
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ