奥義5. 剣士VS真拳使い 鼻毛と剣の真剣勝負?
[2/7]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
んだった。
「無事でよかった。」
「く、くるしいよ〜。」
恭也さんはなのはの無事を確認すると、なのはを強く抱きしめた。
他の2人もアリサとすずかの安否を確認する。
「アリサお嬢様、お怪我は?」
「ええ、大丈夫よ。」
「すずかお嬢様は?」
「うん、遊助君が助けてくれたから。」
すずかが俺の方を見ながら言う。
そして皆の視線が俺に移り、恭也さんが俺に話しかけてきた。
「君が連絡してくれた遊助君か?」
「はい、そうです。」
「そうか、色々聞きたいことがあるがここじゃなんだ。場所を移そう、話はそこで。」
というわけで、俺達は誘拐犯達を警察に突き出しなのはの家、高町家に月村家とバニングス家の面々も呼んで集まることになった。
そして俺となのは達で今回の事件での出来事を皆に話した。
もちろん真拳のこと云々も含めて。
しかし誘拐された3人以外の人たちはまず俺に礼を言うもののどこか納得できないというか信用できないというような微妙な反応をした。
「にわかに信じがたいな、君のような少年が1人で誘拐犯達を倒しただなんて…。」
「しかも鼻毛でなんて言われるとなおさらな〜…。それに戦車とかしゃもじとかって…。」
恭也さんに似た黒髪の男性、なのはの父の高町 士郎さんと長い黒髪を三つ編みで1本にまとめているメガネの女性、なのはの姉の美由希さんが俺達の話に疑念を抱く。
おそらく、というか他の皆もそう思っているだろう。
「これを見てもそう言えます?」
俺は信じてもらうために鼻毛を使ってジャグリングをやって見せた。
それを見た皆は驚きの表情を浮かべ唖然とした。
ただ1人長い栗色の髪の女性、なのはの母の桃子さんは「あら上手ねえ♪」と小さく拍手している。
「そ、それが鼻毛真拳というやつか?」
唖然としていた恭也さんが我に帰り俺に質問する。
「ええ、正確にはこれで戦う技のことですけどね。」
「なるほど、わかった。だがやはりまだ少し信用できんな。」
「ではどうすれば?」
なんとなく察しは付くけど。
「簡単だ、君の実力を見せて欲しい。」
「つまり?」
「来たときに見えたと思うが家には道場がある、そこで俺と勝負してくれ。」
「お兄ちゃん!?」
やはりそう来たか。
なのはも恭也さんのその答えに驚く。
まあなのは達助けた時点で「ああ、多分この後恭也さんあたりが試合してくれとか言ってくるだろうな。」とは思ってたけどな。
まあやらなきゃ信用してもらえないだろうしここでの選択肢は決まっている。
「わかりました、やりましょう。」
「父さん、いいかな?」
「…わかった。」
俺が恭也さんの提案に了承すると、恭也さんは士郎さんに試合の許可を貰う。
そして周りにいる皆も
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ