戦闘校舎のフェニックス
ライザー・フェニックス対兵藤一誠
[5/9]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
、ライザーは衛士達に向かって取り押さえよ、とか指示を出したが彼らは俺の知り合いだ。なのでその場で待機をし、俺が近くに寄ると軽く臣下の礼をしながらライザーの元へ向かった。すると第三者の声が聞こえた。
「私が用意した余興ですよ」
一番奥にいたサーゼクスが歩み寄ってきた。俺はその場で握手後、リアスはしばらくフリーズしてた。
「人間の底力が見たくてね、ついグレイフィアに頼んだのですよ。それに彼は神器を持っている」
「サ、サーゼクス様!そのような勝手は」
どちらの身内かは知らんが、中年風の男性悪魔が慌てふためいていた。
「いいではないですか。この間の『レーティングゲーム』実に楽しかったが、しかしながらゲーム経験も無い妹が、フェニックス家の才児であるライザー君と戦うには少々分が悪かったかなと」
「・・・・サーゼクス様は、この間の戦いが解せないと?」
「いえいえ、そのような事は。魔王の私があれこれ言ってしまったら、旧家の顔が立ちますまい。上級悪魔同士の交流は、大切なものですからね」
言いたい事は正直に言えばいいのに、と思ったがアイツは一応魔王だ。笑顔でそう答えたら、次はケルディムに話しかける。
「ではサーゼクス。お主はどうしたいのかな?」
「父上。私の可愛い妹の婚約パーティは、派手にやりたいと思うのですよ。人間対フェニックスというのは、最高の催しだとは思いませんか?彼からは、神器いや神滅具の感じがしますけどね。話は脱線しましたが、伝説の生物対最強の人間で会場を盛り上げる。これに勝る演出は無いでしょう」
げっ!バレてるな。まあドラゴン系統までバレていないからいいのか。
『もうすぐお披露目だから、良いのではないのか相棒』
『確かにそうだが、まさかサーゼクスにバレるとは思っていなかったぞ』
会場はざわめき始めたが、何せ神滅具を所有する人間対フェニックスだ。これ程面白い戦はない。
「一誠君、どうやらお許しが出たよ。ライザー、リアスと私の前でその力、今一度見せてくれるかな」
サーゼクスの願いを聞き、ライザーが不敵に笑う。
「いいでしょう。サーゼクス様に頼まれたのなら断れる訳もない。このライザー、身を固める前の最後の炎をお見せ致しましょう」
奴はやる気だが、これで俺とライザーの舞台は整った。あとは褒賞を貰えるだけでいい。
「一誠君、一誠君が勝った場合の褒賞は何がいい?」
「サーゼクス様!?」
「何と言う事を!?」
サーゼクスからの申し出に、身内の方々が非難の声をあげる。悪魔ならまだしも俺は人間だが、褒賞無しと言いたい所だが貰えるなら一杯貰ってやるさ。
「人間なのに褒賞無しというのは無難かと、何せ彼は私の盟友だ。こちらも、それ相応のものを払わな
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ