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ハイスクールD×D〜黒衣の神皇帝〜 再編集版
戦闘校舎のフェニックス
ライザー・フェニックス対兵藤一誠
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、ライザーは衛士達に向かって取り押さえよ、とか指示を出したが彼らは俺の知り合いだ。なのでその場で待機をし、俺が近くに寄ると軽く臣下の礼をしながらライザーの元へ向かった。すると第三者の声が聞こえた。

「私が用意した余興ですよ」

一番奥にいたサーゼクスが歩み寄ってきた。俺はその場で握手後、リアスはしばらくフリーズしてた。

「人間の底力が見たくてね、ついグレイフィアに頼んだのですよ。それに彼は神器を持っている」

「サ、サーゼクス様!そのような勝手は」

どちらの身内かは知らんが、中年風の男性悪魔が慌てふためいていた。

「いいではないですか。この間の『レーティングゲーム』実に楽しかったが、しかしながらゲーム経験も無い妹が、フェニックス家の才児であるライザー君と戦うには少々分が悪かったかなと」

「・・・・サーゼクス様は、この間の戦いが解せないと?」

「いえいえ、そのような事は。魔王の私があれこれ言ってしまったら、旧家の顔が立ちますまい。上級悪魔同士の交流は、大切なものですからね」

言いたい事は正直に言えばいいのに、と思ったがアイツは一応魔王だ。笑顔でそう答えたら、次はケルディムに話しかける。

「ではサーゼクス。お主はどうしたいのかな?」

「父上。私の可愛い妹の婚約パーティは、派手にやりたいと思うのですよ。人間対フェニックスというのは、最高の催しだとは思いませんか?彼からは、神器いや神滅具の感じがしますけどね。話は脱線しましたが、伝説の生物対最強の人間で会場を盛り上げる。これに勝る演出は無いでしょう」

げっ!バレてるな。まあドラゴン系統までバレていないからいいのか。

『もうすぐお披露目だから、良いのではないのか相棒』

『確かにそうだが、まさかサーゼクスにバレるとは思っていなかったぞ』

会場はざわめき始めたが、何せ神滅具を所有する人間対フェニックスだ。これ程面白い戦はない。

「一誠君、どうやらお許しが出たよ。ライザー、リアスと私の前でその力、今一度見せてくれるかな」

サーゼクスの願いを聞き、ライザーが不敵に笑う。

「いいでしょう。サーゼクス様に頼まれたのなら断れる訳もない。このライザー、身を固める前の最後の炎をお見せ致しましょう」

奴はやる気だが、これで俺とライザーの舞台は整った。あとは褒賞を貰えるだけでいい。

「一誠君、一誠君が勝った場合の褒賞は何がいい?」

「サーゼクス様!?」

「何と言う事を!?」

サーゼクスからの申し出に、身内の方々が非難の声をあげる。悪魔ならまだしも俺は人間だが、褒賞無しと言いたい所だが貰えるなら一杯貰ってやるさ。

「人間なのに褒賞無しというのは無難かと、何せ彼は私の盟友だ。こちらも、それ相応のものを払わな
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