戦闘校舎のフェニックス
ライザー・フェニックス対兵藤一誠
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『ご主人様、黒歌様いってらっしゃいませ』
「ああ行ってくるよ。一応ミカエルとアザゼルにも、連絡しておいた」
「一誠については、私が守るから心配いらないにゃ」
「黒歌様、ご主人様をよろしくお願いします。私達メイド一同は、ご主人様の勝利を確信しています」
メイド達に言われた後、俺と黒歌は玄関に行ってドアを開けてからグレイフィアに貰った魔法陣で婚約会場へ向かった。黒歌と手を繋いでいるが、到着したらそこは知らない果てしなく広々した廊下。壁にはロウソクが、ずらりと並んでいて巨大な肖像画はサーゼクスかケルディムのどちらかだろう。扉にまで彫り物があるがそこに兵士がいたが、知り合いだったので近づくとそこにはアルスとマルスもいた。
「お久しぶりです。一誠さん」
「久しぶりだなお前達。ここには何しにいるんだ?」
「ケルディム様から、一誠さんの手伝いをして来て欲しいと言われたのですよ。彼女は?」
「彼女は俺の護衛で黒歌だ。元はぐれ悪魔だけどな」
兵士達とアルス達は驚愕したが、静かにするようにしてから説明した。
「彼女はSSランクのはぐれ悪魔だったが、今は俺の眷属だ。安心してほしいが、中の状況はどうなっている?」
「今上級悪魔と招待された、グレモリー眷属とフェニックス眷属がいるよ。まだライザー様とリアス様はいないから、化粧直しでもしているんじゃないのかな」
「黒歌、中の状況はマルスが言った通りか?」
「うん、そうにゃ一誠。全員で百人くらいかにゃ、何なら少しドアを開けるといいにゃ」
そう言った黒歌だったので、ドアを少し開けて中を窺うと着飾った大勢の悪魔達が広場で楽しく談笑していた。人間界で言う社交界であるが、今はそんなのはどうでもいい。
「そうか。リアスが登場するまで、俺達は準備するから手伝ってくれ。アルスとマルスに、俺の知り合いである兵士達よ」
俺の指示通りに着々と準備をし出したが、俺は一応盗聴器を会場内の衛士達に付けているから声を聞きながら準備を待った。それと思い出した事があるけど、ドラゴンの力は天使・悪魔・堕天使の三大勢力ですら手を結ばなかった存在だ。ま、俺もそれに当てはまるから唯一の存在なのだと改めて思えた。
木場side
僕達は、部長の招待を受けてパーティー会場にいる。アーシアさんも不慣れなドレス姿だけど、可愛いよね。僕は髪を整えてタキシードを着ているけど、ここにいるのは僕達とゲームで戦ったフェニックス眷属と招待された上級悪魔達だ。あれは完敗だったよ。
部長の元に行けたのに、僕自身がボロボロになってたからね。気づいたら、朱乃さんや小猫ちゃんも寝てたが、一誠君が瞬殺してくれたのに無駄になってしまった。彼には申し訳ないと思って、招待状を送ろうとしたらグレイフィア
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