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M?R - メルヘヴン - 竜殺しの騎士
018話
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とやってきた。あたり一面あるのは氷、正に氷原。

「さっむ!?さむいっすね此処!?」
「まあ氷原だしな、ドロシー、スープを一応もってきたが飲むか?」
「うん飲む飲む〜♪」

メルの調理担当であるジークは用意も周到なのか保管用のディメンションARMに作り置きのスープを入れていたらしい、それを出してドロシーに差し出す。

「あっ〜!!ジークずるいぞ俺にもくれよォ!!」
「わしも貰うぞ!」
「おいらも欲しいっす!!」
「自分にも頼むで〜」
「では俺も貰おう」
「解ったから並べお前ら」

全員にスープを振舞っているとポズンが声を上げた、氷原の向こうに出現した6人組。だがその中で邪悪な魔力を放出しながら甲高い声を上げている奇抜な髪型をしている女が居た。

「寒いね寒いねぇ〜、こんな時は熱いあつぅ〜い物を食べるのに限るねぇ!!お前たち全員の焼肉だよォ!!この美しいラプンツェル様がねぇ!!ありがたく思いなぁああ!!!」
「な、何だあれ……」
「ちっちゃいの!それと不細工なロンゲ!それと不細工!も一つ不細工!猿、それにブス!!てめぇら全員地獄に叩き落とすよぉおお!!!あっはははははぶっ殺して絶頂しちゃうからねぇえええ!!!」

異様なほどにハイテンションだがその口から出る言葉は下劣な物ばかり、それに容姿を含めても美しいとは程遠い。まあ美的センスという物は人それぞれなので何も言えないが。

「………あんなのが対戦相手なのかポズン?」
「はい、ラプンツェル様。クラスはナイト、性格はヒスティック且つ好戦的で自己中心的ですがとてもお強いですよ」
「ナイト……ロランについで二人目か、どれだけ強いのか……」

ナイトというクラスから考えればラプンツェルはかなりの実力者だ、最低でもロランと同程度の実力と推定しておいた方がいい。そしてチェスの駒は最初の一人としてフォースバトルにてスノウと戦闘をしたMrフックが先陣を切った。

「最初はあの男か、ではスノウの仇でもとって来るか」
「カッコつけるな〜!」
「そうやそうや、納得いかへん!」
「そう!そう!なんでアルヴィスが一番最初なんすか!!」
「ジーク以外全員パーだったからだろうが!」

どうやらこちらの先鋒はアルヴィスのようだ、じゃんけんで決めたようだがジークは参加せずに勝負はチョキを出したアルヴィスで一瞬で決まったようだ。

「幸運を祈らせてもらうぞアルヴィス」
「有難うジークだが、祈ってもらう敵でもない」

唯一自分が先鋒なのに納得しているジークから応援を受け取ってから前へと出る。

「メル、 アルヴィス!チェスの駒、Mrフック!始め!!」

始まった第一戦、まずは互いの動きに警戒しているかと思いきやアルヴィスは瞳を閉じ静止した。

「な、何の真似
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